皇居東御苑の自然・生き物情報(令和5年6月23日)

皇居東御苑の近況や皇居東御苑花だよりをはじめ、皇居東御苑で観察できる野鳥昆虫の情報を掲載しています。

   お願い
   植物・野鳥・昆虫の観察にあたっては、苑路・小径からむやみに外れないで下さい。

石室周辺等では、ヤブミョウガの花が咲き始めました。本丸マツの芝生では、モクゲンジの花が咲いています。二の丸雑木林では、ノカンゾウの花が咲いています。本丸各所では、タイサンボクの花が咲いています。

忘れ草 種とらましを 逢ふことの いとかくかたき ものと知りせば   古今和歌集 詠み人知らず
 
令和5年6月23日
写真 説明
アオスジアゲハ
○本丸休憩所周辺のアオスジアゲハ
敏速に飛び、翅の水色のラインは陽射しに透けます。せわしなく翅を震わせては、花の蜜を吸っています。
令和5年6月19日撮影
カイツブリ
○白鳥濠のカイツブリ
カモのような水かきはありませんが、足の指にひれがあり、潜水して小魚や昆虫などを捕まえます。
令和5年6月19日撮影
シオカラトンボ(雄)
○二の丸池のシオカラトンボ(雄)
5月~10月頃によく見られます。雌は黄色っぽい体色で、「ムギワラトンボ」とも呼ばれています。
令和5年6月19日撮影
ナシ
○果樹古品種園のナシ
ナシの実が大きくなってきています。六月梨(写真)、類産梨、今村秋、淡雪の品種が見られます。
令和5年6月19日撮影

写真:宮内庁