皇居東御苑花だより

令和2年2月21日
写真 説明
ウメ(豊後)(バラ科)
○ウメ(豊後)(バラ科)Armeniaca × 'Bungo'
果樹として栽培され,食用にもされているウメの一変種です。枝は太く,若枝は紫色です。花は薄紅色,紅色または白色で直径2.5~4cmです。葉より前に咲きます。果実は球形で大きく,直径約5cmあり,熟すと黄赤色になり,赤褐色の斑点ができます。
ウメ(柳川絞)(バラ科)
○ウメ(柳川絞)(バラ科)Prunus mume
花は2月中旬から3月上旬にかけて咲きます。花は絞り模様で,一本の枝に紅色,白色と咲き分けます。
ハルサザンカ(ツバキ科)
○ハルサザンカ(ツバキ科)Camellia vernalis
サザンカとツバキ,それも主としてヤブツバキとその園芸品種の自然交配で生まれた種間雑種と考えられています。開花時期は12~4月になります。
シナマンサク(マンサク科)
○シナマンサク(マンサク科)Hamamelis mollis
中国原産で,高さ2~9mになります。1~3月,香りのいい黄金色の花が咲きます。花の基部は紅色です。葉は大きく,長さ8~16cmのややゆがんだ倒卵形で,褐色になっても落ちないで花期にも残るものが多くあります。
マボケ(バラ科)
○マボケ(バラ科)Chaenomeles lagenaria
ボケよりも葉が皮針形で細くなります。古く日本では,本種がボケという品種であると考えられていたためにこの名がつきました。
クサボケ(バラ科)
○クサボケ(バラ科)Chaenomeles japonica
日当たりのよい山野に生え,高さ0.3~1mになります。茎の下部は地に伏し,地下茎をひきます。4~5月,しばしば葉より早く朱赤色で直径約2.5cmの花が2~4個束生します。雌雄同株です。
ミツマタ(ジンチョウゲ科)
○ミツマタ(ジンチョウゲ科)Edgeworthia chrysantha
樹皮の繊維を和紙や紙幣用紙の原料にするため,栽培されています。樹皮は黄褐色で枝が3つに分かれています。高さ1~2mになります。3~4月,葉に先立って球形の頭状花序をつけます。萼は筒形で先は4裂し,内側は黄色,外側には白い毛が密生します。
ウグイスカグラ(スイカズラ科)
○ウグイスカグラ(スイカズラ科)Lonicera gracilipes var. glabra
山野に普通に生え,よく分枝して高さ1.5~3mになります。樹皮は縦に裂けてはがれ,灰黒色になります。一般には4~5月,本年枝の葉腋から長さ1~2cmの花柄をだして,淡紅色の花を普通1個まれに2個下垂します。花冠は長さ1~1.5cmの細い漏斗形で先端は5裂して平開します。液果は直径約1cmの楕円形で6月に赤く熟します。
アケボノアセビ(ツツジ科)
○アケボノアセビ(ツツジ科)Pieris japonica f.rosea
アセビの品種で,3~5月頃枝先に円錐花序をだし,紅色の花が多数垂れ下がって咲きます。花の色に濃淡があります。

参考図書:山渓カラー図鑑「日本の樹木」,山渓カラー図鑑「日本の野草」(山と渓谷社)

                  日本の野生植物(平凡社)

写真:宮内庁