皇居東御苑花だより

令和4年5月20日
写真 説明
ハクウンボク(エゴノキ科)
○アジサイ(アジサイ科)Hydrangea macrophylla form.macrophylla
日本原産のガクアジサイの園芸品種で,高さ1.5mほどになります。6~7月,直径約3~6cmの装飾花を球状に咲かせます。花弁のように見えるものは萼片が大きく変化したものです。結実はしません。
カラタネオガタマ(モクレン科)
○トベラ(トベラ科)Pittosporum tobira
暖地の海岸に生え,高さ2~3mになります。枝葉や根に臭気があります。4~6月,芳香のある白い花を多数咲かせ,11~12月,熟した果実から粘りのある赤い種子が現れます。
ヒトツバタゴ(モクセイ科)
○カシワバアジサイ(ユキノシタ科) Hydrangea quercifolia
北アメリカ東南部に自生する落葉低木で,葉の形がカシワに似ていることから名付けられました。5月~7月,真っ白な花々が円錐形に立ち上がります。
トチノキ(ムクロジ科)
○ネジキ(ツツジ科)Lyonia ovalifolia var.elliptica
日当たりの良い山地に生え,高さ5~9mほどになります。幹がねじれることから,名付けられました。若枝は赤みを帯びます。5~6月,前年枝から,白色のつぼ形の花を吊り下げます。
タニウツギ(スイカズラ科)
○ザクロ(ミソハギ科)Punica granatum
西アジア原産で,高さ5~6mになります。6月頃,直径約5cmの朱赤色の花が開きます。果実は球形で果皮が厚く,熟すと不規則に裂けて淡紅色の種が現れます。種の外皮は甘酸っぱい味がします。
ヒメコウホネ(スイレン科)
○サツキ(ツツジ科)Rhododendron indicum
川岸の岩上に生え,広く栽培もされ,多数の園芸種があります。高さは1mほどになり,5~7月,枝先に朱赤色又は紅紫色の花が1個,まれに2個咲きます。
タラヨウ(実)(モチノキ科)
○ウツギ(ユキノシタ科)Deutzia crenata var.crenata
山野に普通に生え,生垣や庭木としてもよく植えられます。よく分枝して高さ1.5~2mになります。5月下旬から7月,直径1~1.5cmの白い花が密に咲きます。幹が中空で,空木(ウツギ)の名があります。
チョウジソウ(キョウチクトウ科)
○コアジサイ(アジサイ科)Hydrangea hirta
山地や丘陵の林下に生え,よく分枝して高さ1~1.5mになります。若枝は紫褐色を帯びます。6月頃,枝先に小形の散房花序をつけ,直径約4mmの淡青緑色の花を多数咲かせます。
ハマナス(バラ科)
○サイハイラン(ラン科)Cremastra appendiculata
山地の木陰などに生える多年草です。地中の偽鱗茎から直立した30~40cmの花茎に,淡紫褐色の花が10~20個,下向きに咲きます。和名の采配蘭は,花の様子が戦場で指揮をとる采配に見立てられたものです。
○コウホネ(スイレン科)Nuphar japonicum
日本の池や沼に古くから自生するコウホネ(河骨)は,スイレン科の浮葉植物です。水面にハート形の葉を浮かべ,初夏から秋にかけて,鮮やかな黄色い花を咲かせます。名は白い地下茎が骨のように見えるためとも言われています。
トウゴクミツバツツジ(ツツジ科)
○ヒメコウホネ(スイレン科)Nuphar subintegerrima
コウホネより小型で,浅い池沼などに生える多年生の水草です。5~9月,直立した花柄の先に黄色い花を1個咲かせます。コウホネ(河骨)の名は,河に生える根茎が白骨のように見えることに由来します。
シャガ(アヤメ科)
○ヤマボウシ(ミズキ科)Cornus kousa ssp. Kousa
山野に普通に生え,高さ5~10mになります。6~7月,白い花びらのように見える4枚の葉の中心に小さな花を多数咲かせます。果実は直径1~1.5cmの球形となり,10月頃,赤く熟し,食べられます。
キンラン(ラン科)
○ユキノシタ(ユキノシタ科)Saxifraga stolonifera
湿ったところに生える多年草で,栽培もされています。高さ20~50cmの花茎に多数の白い花がまばらに咲きます。5枚の花弁のうち上の3枚は小さく,卵形,淡紅色で濃い斑点があります。薬草として利用されるほか,葉は食用にもなります。

参考図書:山渓カラー図鑑「日本の樹木」,山渓カラー図鑑「日本の野草」(山と渓谷社)

日本の野生植物(平凡社)

写真:宮内庁