皇居東御苑花だより

令和5年2月3日
写真 説明
ウメ(冬至)(バラ科)
○ウメ(冬至)(バラ科)Prunus mume‘Toji’
冬至の頃に咲くことから名付けられた早咲きのウメの品種です。庭や畑で栽培され、多くの園芸種があり、お正月用盆栽によく用いられます。
ウメ(未開紅)(バラ科)
○ウメ(未開紅)(バラ科)Prunus mume‘Mikaiko’
1月下旬~3月上旬、淡紅色、八重咲きの中輪の花を咲かせます。大きくなった蕾が開く前によく落ちるため、この名がつきました。
ウメ(八重野梅)(バラ科)
○ウメ(八重野梅)(バラ科)Prunus mume‘Yae-yabai’
1月中旬~2月中旬、白色の花を咲かせます。原種に近い品種で、とても良い香りがします。
ウメ(麝香梅)(バラ科)
○ウメ(麝香梅)(バラ科)Prunus mume‘Jakobai’
1月下旬~2月、白色、一重咲きの中輪の花を咲かせます。とても良い香りがします。
ツバキ(太郎冠者)(ツバキ科)
○ツバキ(太郎冠者)(ツバキ科)Camellia japonica‘Tarôkaja’
1月下旬~2月、白色、一重咲きの中輪の花を咲かせます。とても良い香りがします。
ヤブツバキ(ツバキ科)
○ヤブツバキ(ツバキ科)Camellia japonica var.japonica
沿岸部に多く、山地にも生え、大きいものは高さ10~15mになります。樹皮は灰色で灰白色の不規則な模様があり、なめらかです。枝先に1個ずつ咲く赤色の花は、丸ごと落花します。果実は直径4~5cmの球形で、果皮が厚く、熟すと3裂して暗褐色の種子を2~3個出します。種子から椿油が採れます。
ハルサザンカ(ツバキ科)
○ハルサザンカ(ツバキ科)Camellia ×vernalis
サザンカとツバキ、主としてサザンカとヤブツバキの園芸品種が、自然交配して生まれた雑種と考えられています。12~4月に開花します。
ロウバイ(ロウバイ科)
○ロウバイ(ロウバイ科)Chimonanthus praecox
中国原産で、江戸時代に渡来し、観賞用によく植えられています。よく分枝して高さ2~5mになります。1~2月、葉が出る前に咲く黄色い花は、内側が赤味を帯び、良い香りがします。 
シナマンサク(マンサク科)
○シナマンサク(マンサク科)Hamamelis mollis
中国原産で、高さ2~9mになります。1~3月、黄金色の花を咲かせます。ひも状の花弁は4本あり、基部の萼は紅色です。長さ8~16cm、倒卵形の葉は黄葉し、花期には枯葉が残ります。
カンザクラ(バラ科)
○カンザクラ(バラ科)Cerasus ×kanzakura‘Praecox’
野生種カンヒザクラとヤマザクラ系統の雑種とされています。紅色の蕾は、葉の出る前か同時に開花します。直径2.5~3.5cm、淡紅色の花は、縁がやや濃く、花弁は5枚、蜜が多く、昆虫や野鳥を集めます。
キンカン(実)(ミカン科)
○キンカン(実)(ミカン科)Fortunella japonica
江戸時代以前に日本に渡来しました。高さ1~2mになります。初夏から秋に2~3回、白い花を咲かせます。果実は直径2~3cmの球形で、橙黄色に熟します。果肉は酸っぱいですが、果皮に甘味と香気があり、食べられます。
センリョウ(実)(センリョウ科)
○センリョウ(実)(センリョウ科)Sarcandra glabra
暖地の林内に生え、高さ80cm程になります。地下茎から毎年新しい茎を出して株を広げます。6~7月、茎先に2~3個、短い穂状の花序をつけます。直径5~7mm、球形の果実は、12~3月、赤色に熟します。
スイセン(ヒガンバナ科)
○スイセン(ヒガンバナ科)Narcissus tazetta var. chinensis
暖地の海岸近く、湿り気のある場所で野生化し、群生が見られます。早春にかけて花茎の先に数個、散状に咲く花は、良い芳香を放ちます。

参考図書:山渓カラー図鑑「日本の樹木」、山渓カラー図鑑「日本の野草」(山と渓谷社)

日本の野生植物(平凡社)

写真:宮内庁