皇居東御苑の自然・生き物情報(令和5年10月13日)

二の丸雑木林では、シモバシラ、ハリギリ、マヤランの花が咲き始めました。白鳥濠周辺では、ススキの穂が風に揺れています。松の芝生周辺では、キンモクセイの花が咲き、甘い香りを放っています。

夕されば 門田の稲華 おとづれて 芦のまろやに 秋風ぞ吹く   金華集 源経信
 
令和5年10月13日
写真 説明
カワセミ
○白鳥濠周辺のカワセミ
東御苑では、一年中見ることができます。日の光を浴びて体が緑色や水色に輝き、その魅惑的な美しさは「渓流の宝石」などと形容されています。
令和5年10月11日撮影
キビタキ
○二の丸新雑木林のキビタキ
全長13~14㎝で昆虫が主食です。雄は頭部から背面にかけて黒く、眉斑、腹部と腰は黄色です。雌は上面は褐色で、腹部は褐色がかった白色です。
令和5年10月11日撮影
アカタテハ
○二の丸雑木林のアカタテハ
日中、草地上を敏速に飛んで、タンポポ類、アザミ類、リョウブなど各種の花に訪れるほか、樹液や腐果にも集まります。
令和5年10月10日撮影
カキ(実)
○果樹古品種園のカキ(実)
果樹古品種園のカキの実が色づき始めています。堂上蜂屋(写真)、袛園坊、四溝、豊岡、禅寺丸の品種が植えられています。
令和5年10月12日撮影

写真:宮内庁