皇居東御苑の自然・生き物情報(令和5年10月6日)

二の丸雑木林では、ガマズミの実が色づき、ツリガネニンジン、ヤマホトトギスの花が咲いています。白鳥濠周辺では、ススキの穂が風に揺れています。二の丸池では、ヒツジグサの花が咲いています。

秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ   万葉集 聖武天皇
 
令和5年10月6日
写真 説明
アオサギ
○二の丸池のアオサギ
日本でもっとも大きいサギで、ほぼ一年中見られます。浅瀬の水辺や泥地を歩きまわり、魚やカエル、昆虫などを採食しています。
令和5年10月2日撮影
メジロ
○都道府県の木のメジロ
体は小さく動きの速い小鳥です。名前のとおり目の回りのアイリングが白色です。昆虫、クモ、果物、花の蜜を食べます。
令和5年10月2日撮影
オンブバッタ
○本丸松の芝生のオンブバッタ
緑色又は褐色で、頭部が尖っています。草はらなどに多く、キク科、シソ科などの植物を好みます。その名のとおり、雄が雌の背中に乗っていることが多いです。
令和5年10月2日撮影
ヤマガラ
○二の丸雑木林のヤマガラ
クチバシが強く、木の実をくわえて枝に叩きつけ、殻を割って中身を食べます。どんぐりなどの固い実を好みます。
令和5年10月2日撮影

写真:宮内庁