皇居東御苑の自然・生き物情報(令和5年9月29日)

二の丸雑木林では、ツリガネニンジン、ヤマホトトギスの花が咲いています。白鳥濠周辺では、ススキの穂が風に揺れています。二の丸池では、ヒメコウホネ、アサザの花が咲いています。

天の海に 雲の波立ち 月の舟 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ   万葉集 柿本人麻呂
 
令和5年9月29日
写真 説明
アオサギ
○二の丸池のアオサギ
日本でもっとも大きいサギで、ほぼ一年中見られます。浅瀬の水辺や泥地を歩きまわり、魚やカエル、昆虫などを採食しています。
令和5年9月25日撮影
カワセミ
○二の丸池のカワセミ
東御苑では、一年中見ることができます。日の光を浴びて体が緑色や水色に輝き、その魅惑的な美しさは「渓流の宝石」などと形容されています。
令和5年9月26日撮影
ナガサキアゲハ
○本丸桜の島のナガサキアゲハ
日中、食草の付近を中心に、やや高所を緩やかに飛んでいます。クサギなど各種の花に訪れます。
令和5年9月28日撮影
コバネイナゴ
○本丸桜の島のコバネイナゴ
翅が短く腹端を超えない場合が多いのですが長翅型もいます。水田周辺や林縁の草地などに多くいます。
令和5年9月26日撮影

写真:宮内庁