皇居東御苑の自然・生き物情報(令和5年9月15日)

新雑木林では、センニンソウの花が咲き始め、二の丸雑木林では、カシワバハグマの花が咲き始めました。二の丸池では、ヒツジグサ、ヒメコウホネ、アサザ、コウホネの花が咲いています。

木の間より もりくる月の 影見れば 心づくしの 秋は来にけり   古今和歌集 詠み人知らず
 
令和5年9月15日
写真 説明
カワセミ
○二の丸池のカワセミ
東御苑では、一年中見ることができます。日の光を浴びて体が緑色や水色に輝き、その魅惑的な美しさは「渓流の宝石」などと形容されています。
令和5年9月12日撮影
メジロ
○新雑木林のメジロ
体は小さく動きの速い小鳥です。名前のとおり目の回りのアイリングが白色です。昆虫、クモ、果物、花の蜜を食べます。
令和5年9月12日撮影
ウチワヤンマ
○二の丸池のウチワヤンマ
全長約8cm、腹の先端近くにうちわ状の突起があるのが特徴です。6~9月、平地や丘陵地の大きな池や湖で見られます。
令和5年9月12日撮影
アオスジアゲハ
○大番所周辺のアオスジアゲハ
空を切り裂くように敏速に飛び、翅の水色のラインは陽射しに透けます。せわしなく翅を震わせては、花の蜜を吸っています。
令和5年9月12日撮影

写真:宮内庁