皇居東御苑の自然・生き物情報(令和5年9月1日)

書陵部北側では、コムラサキとシロミノコムラサキの実が色づいています。二の丸池周辺では、サルスベリの花が咲いています。二の丸池では、コウホネ、ヒメコウホネ、アサザの花が咲いています。桜の島、野草の島周辺では、ノシランの花が咲いています。

をみなへし 秋の野風に うちなびき 心ひとつを 誰によすらむ   古今和歌集 藤原時平
 
令和5年9月1日
写真 説明
チョウトンボ
○二の丸池のチョウトンボ
二の丸池周辺をヒラヒラと飛び回っていました。蝶のように翅が大きく、青藍色に輝く美しいトンボです。
令和5年8月31日撮影
ショウジョウトンボ
○二の丸池のショウジョウトンボ
和名のショウジョウ(猩猩)から連想できるように、全身が真っ赤なトンボです。アキアカネなどの普通のアカトンボよりもひとまわり大きく、水面をパトロールするように飛んでいます。
令和5年8月31日撮影
アブラゼミ
○本丸松の芝生のアブラゼミ
本丸松の芝生で、木に止まって「ジージリジリ」と鳴くアブラゼミを見かけました。アブラゼミは全長5.3~6.0cmで、茶色いまだら模様の翅が特徴です。
令和5年8月31日撮影
ヒヨドリ
○二の丸雑木林のヒヨドリ
大きな声で「ピーヨ、ピーヨ」と鳴くので、簡単に見つけられます。5月~9月の繁殖期には、果実や花蜜に加え、昆虫類を多く捕食します。
令和5年8月31日撮影

写真:宮内庁