皇居東御苑の自然・生き物情報(令和5年8月18日)

書陵部北側では、コムラサキとシロミノコムラサキの実が色づき始めました。本丸休憩所周辺では、ヒマワリ(はるかのひまわり)の花が咲いています。二の丸池周辺では、サルスベリの花が咲いています。苑内各所で「ミーンミンミン」とミンミンゼミが鳴き、「ジージリジリ」とアブラゼミが鳴いています。

はつはつに 咲きふふみつつ あしびきの 暴風にゆるる 百日紅のはな   あらたま 斎藤茂吉
 
令和5年8月18日
写真 説明
カマキリ
○二の丸雑木林のカマキリ
体は前後に細長い。6本の脚のうち、前脚は先端を除く大半が鎌状に変化し、多数の棘あります。頭部だけを広角に動かすことが出来ます。自身より小さい昆虫や小動物を捕食します。
令和5年8月16日撮影
オオミズアオ
○二の丸ケヤキの島周辺のオオミズアオ
ケヤキの島周辺でオオミズアオがいました。大型で白に近い薄緑色したガで成虫は80~120mmです。4~8月、サクラの葉を食べるため、都心でも見かけられます。
令和5年8月16日撮影
ミンミンゼミ
○楽部周辺のミンミンゼミ
7月~9月まで、和名のとおり「ミーンミンミン」と鳴いています。ミンミンゼミは全長5.7~6.3cmで、翅は長くて透明です。
令和5年8月16日撮影
アブラゼミ
○二の丸雑木林のアブラゼミ
二の丸雑木林で、木に止まって「ジージリジリ」と鳴くアブラゼミを見かけました。アブラゼミは全長5.3~6.0cmで、茶色いまだら模様の翅です。
令和5年8月16日撮影

写真:宮内庁