皇居東御苑の自然・生き物情報(令和5年8月4日)

緑の泉周辺では、ヒマワリ(はるかのひまわり)の花が咲き始めました。二の丸池周辺では、サルスベリの花が咲いています。苑内各所で「ジージリジリ」とアブラゼミが鳴いています。

髪に挿せば かくやくと射る 夏の日や 王者の花の こがねひぐるま   恋衣 与謝野晶子
 
令和5年8月4日
写真 説明
ショウリョウバッタ(雄)
○二の丸池周辺のショウリョウバッタ(雄)
日本のバッタの中でよく見られます。(雄の成虫は全長5cm)、斜め上に尖った頭部が特徴です。背の低いイネ科植物の生える明るい草原で見られます。
令和5年8月2日撮影
アブラゼミ
○新雑木林のアブラゼミ
二の丸雑木林で、木に止まって「ジージリジリ」と鳴くアブラゼミを見かけました。アブラゼミは全長5.3~6.0cmで、茶色いまだら模様の翅が特徴です。
令和5年8月2日撮影
カイツブリ
○二の丸池のカイツブリ
カモのような水かきはありませんが、足の指にひれがあり、潜水して小魚や昆虫などを捕まえます。
令和5年8月2日撮影
ハクセキレイ
○ケヤキの芝生のハクセキレイ
尾を上下に振りながら、昆虫類などの餌を求めて歩き回ります。白と黒のコントラストがはっきりとした色合いです。
令和5年8月2日撮影

写真:宮内庁