皇居東御苑の自然・生き物情報(令和5年3月17日)

本丸では、ソメイヨシノ、アマギヨシノの花が咲き始めました。桃華楽堂周辺では、シナレンギョウ、ヒュウガミズキの花が咲いています。二の丸雑木林では、シュンラン、クサボケ、キブシの花が咲き、コゲラ、ヤマガラなどの小鳥が観察できます。

うち靡(なび)く 春来るらし 山の際(ま)の 遠き木末(こぬれ)の 咲きゆく見れば   万葉集 尾張連
 
令和5年3月17日
写真 説明
ノスリ
○白鳥濠のノスリ
鳥を食べていました。ネズミなども捕食します。体は丸みを帯び、背、翼の上面は黒褐色で、下面は黄色味のある灰褐色、斑模様があります。
令和5年3月13日撮影
カワラヒワ
○ケヤキの芝生のカワラヒワ
草木の種子や実を探しているカワラヒワです。黄緑色がかった褐色の体、太めのクチバシです。
令和5年3月13日撮影
コゲラ
○二の丸雑木林のコゲラ
日本で一番小さいキツツキの仲間です。丈夫なクチバシで、樹皮の下に潜む昆虫や木の実も食べます。
令和5年3月13日撮影
ヤマガラ
○二の丸雑木林のヤマガラ
クチバシが強く、木の実をくわえて枝に叩きつけ、殻を割って中身を食べます。どんぐりなどの固い実を好みます。
令和5年3月13日撮影

写真:宮内庁