皇居東御苑の自然・生き物情報(令和5年3月10日)

二の丸雑木林や二の丸池東側では、シュンランの花が咲いています。ケヤキの芝生では、カンヒザクラの花が咲き、桜の島では、コヒガンザクラ、オガタマノキの花が咲いています。二の丸雑木林で、アオジ、ビンズイ、ジョウビタキなどの小鳥が観察できます。

うぐいすの 鳴きつる声に 誘はれて 花のもとにぞ 我は来にける   旬題和歌 大江千里
 
令和5年3月10日
写真 説明
ノスリ
○梅林坂のノスリ
体は丸みを帯び、背、翼の上面は黒褐色で、下面は黄色味のある灰褐色、斑模様があります。ネズミなどを捕食します。
令和5年3月6日撮影
アオジ
○二の丸雑木林のアオジ
スズメよりちょっと大きめです。警戒心が強く、近づくと藪の中に逃げ込んでしまいます。草の種子を食べます。
令和5年3月6日撮影
ビンズイ
○二の丸雑木林のビンズイ
尾羽を上下に振りながらゆっくり歩き、昆虫や草の実などを食べています。
令和5年3月6日撮影
ジョウビタキ(雄)
○二の丸雑木林のジョウビタキ(雄)
人里や公園で見られる冬鳥です。雄は顔の黒さと体の明るい橙色のコントラストがとても美しい鳥です。昆虫、草木の種子や実などを食べます。
令和5年3月6日撮影

写真:宮内庁