皇居東御苑の自然・生き物情報(令和5年2月24日)

桜の島では、ツバキカンザクラ、オガタマノキの花が咲き始め、バラ園東側では、リュウキュウカンヒザクラの花が咲いています。二の丸雑木林では、蕗の薹(フキノトウ)が顔を出し、梅林坂では、ウメの花が咲いています。

梅の花 今盛りなり 百鳥の 声の恋しき 春来たるらし   万葉集 田氏肥人
 
令和5年2月24日
写真 説明
白鳥濠周辺のジョウビタキ(雌)
○白鳥濠周辺のジョウビタキ(雌)
人里や公園で見られる冬鳥です。橙色が鮮やかな雄と比べ、雌は灰褐色を帯びています。昆虫、草木の種子や実などを食べます。
令和5年2月20日撮影
シジュウカラ
○二ノ丸雑木林のシジュウカラ
留鳥として日本全国に分布します。羽は青みがかった灰色で、胸にはネクタイのような黒い帯が縦に入ります。
令和5年2月20日撮影
メジロ
○ツバキ園のメジロ
体は小さく、動きの速い小鳥です。名前のとおり目の回りのアイリングが白色です。昆虫、クモ、果実、花の蜜を食べます。
令和5年2月20日撮影
ウメ
○梅林坂のウメ
梅林坂ではウメの花がよく咲いて、坂全体が紅白に色付いています。
令和5年2月21日撮影

写真:宮内庁