皇居東御苑の自然・生き物情報(令和5年1月20日)

二の丸雑木林や新雑木林では、ジョウビタキやツグミなどの野鳥が観察できます。二の丸休憩所周辺では、ロウバイ、ソシンロウバイの花が咲いています。梅林坂では、ウメの花が咲き始めています。天守台南側では、キンカン、タチバナの実が黄色く色づいています。

万代に 年は来経とも 梅の花 絶ゆることなく 咲きわたるべし   万葉集 筑前介佐氏子首
 
令和5年1月20日
写真 説明
ジョウビタキ(雄)
○二の丸雑木林のジョウビタキ(雄)
二の丸雑木林にジョウビタキがいました。雄は顔の黒さと体の明るい橙色のコントラストがとても美しい鳥です。
令和5年1月17日撮影
ツグミ
○二の丸雑木林のツグミ
木の切り株で溜まり水を飲んでいました。越冬のため、日本に飛来します。地表で昆虫や果実などを採食します。
令和5年1月17日撮影
モズ
○本丸ツワブキの島のモズ
小さな猛禽類と呼ばれ、昆虫、カエル、ヘビなどを捕食します。捕らえた獲物を木の枝に突き刺しにする「早贄(はやにえ)」という行動をします。
令和5年1月17日撮影
諏訪の茶屋
○諏訪の茶屋
明治時代に吹上御苑に建てられ、ご休所として使われていた茶屋を、東御苑の整備にあたり、移築したものです。水曜日と土曜日には、雨戸が開いています。
令和5年1月18日撮影

写真:宮内庁