皇居東御苑の自然・生き物情報(令和4年8月19日)

桜の島及び野草の島周辺では、ノシランの白い花が咲き始めました。緑の泉周辺では、ヒマワリ(はるかのひまわり)が咲いています。二の丸池周辺では、サルスベリが見頃です。二の丸池では、チョウトンボが飛んでいます。

さるすべりの くれなゐの花 咲きそめて はや一とせの 夏ふかむなり   白桃 斎藤茂吉
 
令和4年8月19日
写真 説明
ホシホウジャク
○本丸休憩所周辺のホシホウジャク
昼間に飛び回り、トウフジウツギの花でホバリングしながら長い口を伸ばし吸引していました。素早く羽ばたくのでハチのように見えます。
令和4年8月16日撮影
アオスジアゲハ
○本丸休憩所周辺のアオスジアゲハ
夏空を切り裂くように敏速に飛び、翅の水色のラインは陽射しに透けます。せわしなく翅を震わせては、花の蜜を吸っています。
令和4年8月15日撮影
コクワガタ
○二の丸池のチョウトンボ
二の丸池周辺をヒラヒラと飛び回っていました。蝶のように翅が大きく、青藍色に輝く美しいトンボです。
令和4年8月15日撮影
ウチワヤンマ
○緑の泉周辺のアブラゼミ
緑の泉周辺で、木に止まって「ジージリジリ」と鳴くアブラゼミを見つけました。全長5.6~6.0cmで、まだら模様の茶色い翅が特徴です。
令和4年8月15日撮影

写真:宮内庁