皇居東御苑の自然・生き物情報(令和4年3月18日)

二の丸雑木林では,キブシが淡黄色の花を多数ぶら下げています。桜の島では,オガタマノキ,カンヒザクラが咲き,緑の泉周辺では,シデコブシが咲き始めました。各所ではトサミズキ,ヒュウガミズキが咲いています。

すゑとほき 若葉のしばふ うちなびき 雲雀鳴く野の 春の夕ぐれ   玉葉和歌集 藤原定家
 
令和4年3月18日
写真 説明
カイツブリ
○二の丸池のカイツブリ
カモのような水かきはありませんが,足の指にひれがあり,潜水してフナやタナゴなどの魚や昆虫類などを捕まえます。
令和4年3月14日撮影
シジュウカラ
○都道府県の木のシジュウカラ
留鳥として日本全国に分布します。羽は青みがかった灰色で,胸にはネクタイのような黒い帯が縦に入ります。
令和4年3月14日撮影
ツグミ
○緑の泉周辺のツグミ
冬鳥として日本全国に渡来します。草地を歩いては止まるを繰り返しながら,ミミズや昆虫を捕まえます。
令和4年3月14日撮影
ヒヨドリ
○桜の島のヒヨドリ
花の蜜を求めに来て,ツバキカンザクラの枝に止まっています。大きな声でよく鳴くので見つけやすいです。
令和4年3月15日撮影

写真:宮内庁