皇居東御苑の自然・生き物情報(令和4年1月7日)

二の丸新雑木林では,寒い日にシモバシラの枯れた茎に付いた丸い氷柱が見られます。梅林では,紅冬至,八重寒紅,新冬至のウメが咲いています。二の丸休憩所周辺では,ロウバイ,ソシンロウバイの黄色い花が咲いています。

正月立ち 春の来らば かくしこそ 梅を招きつつ 楽しき終へめ   万葉集 大弐紀卿
 
令和4年1月7日
写真 説明
アオサギ
○平川門周辺のアオサギ
日本でもっとも大きいサギです。ほぼ一年中見られます。浅瀬の水辺や泥地を徘徊し,魚やカエル,昆虫などを採食しています。
令和4年1月4日撮影
ジョウビタキ
○百人番所周辺のジョウビタキ
百人番所周辺にジョウビタキがいました。雄は黒い顔ときれいな橙色のコントラストがとても美しい鳥です。写真の雌は灰褐色を帯びています。
令和4年1月4日撮影
シロハラ
○本丸松の芝生のシロハラ
井戸の蓋にとまっているシロハラを見つけました。とても警戒心が強く,すぐ逃げます。落ち葉の下にいるミミズや昆虫を採食します。
令和4年1月4日撮影
ヤマガラ
○大番所周辺のヤマガラ
クチバシが強く,木の実をくわえて枝に叩きつけ,殻を割って中身を食べます。カシ,ハシバミ,ナラなどの固い実を好みます。
令和4年1月4日撮影

写真:宮内庁