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毎年,海外から各国の国王や大統領などの元首を始めとする,その国を代表する方々が数多く我が国を訪れています。天皇皇后両陛下がこうした方々とお会いになるのも,大切なご公務の一つとなっています。 そのお客様の中でも,国として儀礼を尽くして公式にお迎えする元首やこれに準ずる方は国賓と呼ばれています。戦後,初めての国賓をお迎えした昭和28年以降,昭和天皇は香淳皇后と共に心を込めて賓客の接遇をなされました。昭和31年にエチオピア帝国皇帝が来日された際には,初めて宮中晩餐が行われました。そして,昭和49年にはアメリカ合衆国大統領が来日され,その翌年に昭和天皇と香淳皇后は,同国を答訪されました。さらに同年には英国女王陛下が来日されましたが,これは,先立つ昭和46年,昭和天皇と香淳皇后お二人での初めての外国ご訪問における,訪英に対する答訪としての来日でした。こうした国賓のほかにも,それに準ずる公賓,何かの機会に際して来日された賓客など,昭和天皇と香淳皇后は数多くの方々とお会いになり,現在の皇室における外国交際の広がりの基礎を築かれました。 本展では,昭和天皇と香淳皇后が戦後に来日された 展覧会図録(PDF形式:33.7MB) |