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歌会始の儀(うたかいはじめのぎ)

毎年1月、天皇・皇后の御前で、一般から詠進して選に預かった歌、選者の歌、召人(めしうど)の歌、皇族のお歌、皇后の御歌(みうた)、最後に御製(ぎょせい)を披講(ひこう)する儀式

詠進歌(えいしんか)

歌会始の儀に際して詠進された短歌

園遊会(えんゆうかい)

毎年、春・秋の2回、天皇・皇后が、三権の長等の要人・都道府県の知事等・各界功績者とその配偶者を招いて赤坂御苑で催される饗応の行事

お歌(おうた)

皇后・皇太后以外の皇族がお詠みになった短歌

お題(おだい)

天皇がお定めになった短歌の題

お茶・茶会(おちゃ・ちゃかい)

お客を招いて軽食を供する行事

御手元金(おてもときん)

皇室経済法の定めるところにより宮内庁の経理に属する公金とされない金銭(皇室経済法第4・6条)

お成り(おなり)

天皇・皇后・皇太后・皇太子・皇太子妃以外の皇族方が外出されること。

還啓(かんけい)

皇后・皇太后・皇太子・皇太子妃が行啓先からお帰りになること。

歓迎行事(かんげいぎょうじ)

皇室における国賓の接遇の一つで、国賓をお迎えになる行事

還幸(かんこう)

天皇が行幸先からお帰りになること。

還幸啓(かんこうけい)

天皇・皇后がご一緒に行幸啓先からお帰りになること。

給桑(きゅうそう)

蚕に桑を与えること。大きく育った蚕に、枝付きの桑を与えることを「条桑育(じょうそういく)」という。

宮中饗宴の儀(きゅうちゅうきょうえんのぎ)

ご即位、立太子、ご結婚などを披露され、祝福を受けられる祝宴

宮中午餐(きゅうちゅうごさん)

内外の賓客を招いて宮中において催される昼食会

宮中晩餐(きゅうちゅうばんさん)

皇室における国賓の接遇の一つで、宮中において催される夕食会

宮廷費(きゅうていひ)

儀式、国賓・公賓等の接待、行幸啓、皇族の外国ご訪問など皇室の公的ご活動等に必要な経費、皇室の用に供されている皇室用財産の管理に必要な経費、皇居等の施設整備などに充てられる経費。宮廷費は宮内庁が経理する公金である。(皇室経済法第5条)

饗宴の儀(きょうえんのぎ)

ご即位、立太子、ご結婚などを披露され、祝福を受けられる祝宴

行啓(ぎょうけい)

皇后・皇太后・皇太子・皇太子妃が外出されること。

行幸(ぎょうこう)

天皇が外出されること。

行幸啓(ぎょうこうけい)

天皇・皇后がご一緒に外出されること。

御璽(ぎょじ)

「天皇御璽」と刻された天皇の御印(詔書・法律・政令・条約の公布文、条約の批准書、大公使信任状・解任状、全権委任状、領事委任状、外国領事認可状、認証官の官記・免官の辞令などに押印される)

御製(ぎょせい)

天皇がお詠みになった短歌(歌会始の儀の中では「おおみうた」という)

供膳の儀(くぜんのぎ)

ご結婚されたお二方が初めて食事をご一緒にされる儀式

勲章親授式(くんしょうしんじゅしき)

天皇が大綬章等の勲章をみずから授与される儀式

勲章伝達式(くんしょうでんたつしき)

重光章等の勲章を伝達する儀式。重光章等の勲章は内閣総理大臣が伝達し、宮中で行われる。

結婚の儀(けっこんのぎ)

お二方が、賢所において結婚の誓いをされる儀式

剣璽(けんじ)

宝剣と神璽のこと

剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)

天皇が皇位を継承された証(あかし)として剣璽・御璽・国璽を承継される儀式

ご引見(ごいんけん)

天皇・皇后が外国元首・王族以外の外国の賓客とお会いになること

皇位(こうい)とともに伝わるべき由緒ある物

三種の神器(鏡・剣・璽)・宮中三殿(賢所・皇霊殿・神殿)のように皇位とともに承継されるべき由緒ある物(皇室経済法第7条)

講書始の儀(こうしょはじめのぎ)

毎年1月、天皇が皇后とご一緒に、人文科学・社会科学・自然科学の各分野の権威者のご説明をお聴きになる儀式

皇嗣(こうし)

皇位を継承することを予定されている皇族

講師(こうじ)

歌会始の儀において全句を節をつけずに読む役

皇室経済会議(こうしつけいざいかいぎ)

内廷費・皇族費の定額の変更等法律に定める皇室経済関係の重要事項について審議する。衆・参両院の議長・副議長、内閣総理大臣、財務大臣、宮内庁長官、会計検査院長の議員8人で組織される。

皇室用財産(こうしつようざいさん)

国有財産中の行政財産に属し、国において皇室の用に供し、又は供するものと決定した財産

講頌(こうしょう)

歌会始の儀において第2句以下を発声に合わせて唱える役

皇族費(こうぞくひ)

皇族としての品位保持の資に充てるためのもので、各宮家の皇族に対し年額により支出される。皇族費を算出する基礎となる定額は法律により定められる。皇族費は、各皇族の御手元金となる。このほかに、皇族が初めて独立の生計を営む際や皇族の身分を離れる際の一時金がある。(皇室経済法第6条、皇室経済法施行法第8条)

皇族譜(こうぞくふ)

天皇・皇后・太皇太后・皇太后以外の皇族の身分に関する事項を登録するもの

皇太子成年式加冠の儀(こうたいしせいねんしきかかんのぎ)

皇太子が成年になった証(あかし)として成年の冠を授けられる儀式

皇統譜(こうとうふ)

天皇・皇族の身分に関する事項を登録するもの。いわゆる一般の戸籍にあたるもので、大統譜と皇族譜がある。(皇室典範第26条)

ご会釈(ごえしゃく)

天皇・皇后が非公式にお会いになること

ご会見(ごかいけん)

天皇・皇后が外国元首・王族とお会いになること

ご帰還(ごきかん)

天皇・皇后・皇太后・皇太子・皇太子妃以外の皇族方がお成り先からお帰りになること。

国璽(こくじ)

「大日本国璽」と刻された国印(勲記に押印される)

ご進講(ごしんこう)

天皇・皇后・皇族に学者等が業績などをご説明申し上げること

告期(こっき)

ご結婚の期日を告げること

ご訪問(ごほうもん)

皇室における国賓の接遇の一つで、国賓をお見送りになる行事

採種(さいしゅ)

蚕の卵を採ること。羽化した成虫の雌蛾に雄蛾を交尾させ、2時間の後に割愛(雌と雄を引き離すこと)し、雌蛾に卵を産ませる。

祝賀御列の儀(しゅくがおんれつのぎ)

天皇が即位礼正殿の儀の終了後、広く国民にご即位を披露され、祝福を受けられる儀式

上蔟(じょうぞく)

蚕が繭(まゆ)となるための蔟(まぶし)(繭(まゆ)づくり専用の器具)へ移すこと。

親任式(しんにんしき)

天皇が内閣総理大臣・最高裁判所長官を任命される儀式

信任状捧呈式(しんにんじょうほうていしき)

新任の外国の特命全権大使が信任状を天皇に捧呈する儀式

新年一般参賀(しんねんいっぱんさんが)

新年に当たり、天皇・皇后が、皇族とご一緒に、国民から祝賀をお受けになる行事

新年祝賀の儀(しんねんしゅくがのぎ)

毎年1月1日、天皇が皇后とご一緒に皇族をはじめ三権の長等の要人・在日外交団の長とその配偶者から新年の祝賀をお受けになる儀式

成年(せいねん)

天皇・皇太子・皇太孫は、皇室典範第22条の規定により18年
その他の皇族は、民法第4条の規定により20年とされていたが、同法の改正により、令和4年4月1日から18年に引き下げられた。

成年式(せいねんしき)

皇族が成年に達せられたときに行われる儀式

選歌(せんか)

詠進歌の中から選ばれて歌会始の儀において披講される短歌(その作者を「預選者」(よせんじゃ)という)

選者(せんじゃ)

詠進歌の中から選歌を選ぶ者

即位(そくい)

皇嗣が皇位につかれること(皇室典範第4条)

即位後朝見の儀(そくいごちょうけんのぎ)

天皇がご即位後初めて公式に三権の長をはじめ国民を代表する人々に会われる儀式

即位の礼(そくいのれい)

天皇が位につかれたことを公に告げられる儀式。国事行為たる儀式で、剣璽等承継の儀・即位後朝見の儀・即位礼正殿の儀・祝賀御列の儀・饗宴の儀から成る(皇室典範第24条)

即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)

天皇がご即位を公に宣明されるとともに、そのご即位を内外の代表がことほぐ儀式

大饗の儀(だいきょうのぎ)

大嘗宮の儀の後、天皇が参列者に白酒(しろき)・黒酒(くろき)・酒肴を賜り、ともに召し上がる儀式

大嘗宮の儀(だいじょうきゅうのぎ)

大嘗祭の中心的儀式で、悠紀殿供饌の儀と主基殿供饌の儀から成る

大嘗祭(だいじょうさい)

天皇がご即位の後、大嘗宮の悠紀殿・主基殿において初めて新穀を皇祖・天神地祇に供えられ、自らも召し上がり、国家・国民のためにその安寧と五穀豊穣などを感謝し祈念される儀式(一連の儀式を総称して用いられることもある)

大統譜(だいとうふ)

天皇・皇后・太皇太后・皇太后の身分に関する事項を登録するもの

高御座(たかみくら)

即位の礼において、天皇がおつきになる御座

朝見の儀(ちょうけんのぎ)

立太子、ご結婚などに際し、天皇・皇后にごあいさつをされる儀式

天蚕(てんさん)

鱗翅目(りんしもく)ヤママユガ科に属する昆虫を総称して野蚕(やさん)と呼ぶが、その中の一種が天蚕(てんさん)である。日本に分布し、クヌギ、コナラ、クリなどを食し、繭(まゆ)は緑色である。

天皇誕生日一般参賀(てんのうたんじょうびいっぱんさんが)

天皇誕生日に際し、天皇が、皇族とご一緒に、国民から祝賀をお受けになる行事

天皇誕生日宴会の儀(てんのうたんじょうびえんかいのぎ)

天皇誕生日に際し、天皇が皇后とご一緒に、三権の長等の要人・都道府県の知事等・各界代表者とその配偶者を招いて催される祝宴の儀式

天皇誕生日祝賀(てんのうたんじょうびしゅくが)

天皇誕生日に際し、天皇が祝賀をお受けになる行事で、祝賀の儀・宴会の儀・茶会の儀・一般参賀などが行われる。

天皇誕生日祝賀の儀(てんのうたんじょうびしゅくがのぎ)

天皇誕生日に際し、天皇が、皇太子をはじめ皇族・内閣総理大臣・衆参両院議長・最高裁判所長官から祝賀をお受けになる儀式

天皇誕生日茶会の儀(てんのうたんじょうびちゃかいのぎ)

天皇誕生日に際し、天皇が皇后とご一緒に、各国の外交使節団の長とその配偶者を招いて茶会を催され、祝賀をお受けになる儀式

読師(どくじ)

歌会始の儀における司会役

内廷費(ないていひ)

天皇・内廷にある皇族の日常の費用その他内廷諸費に充てるもので、法律により定額が定められる。内廷費として支出されたものは、御手元金となり、宮内庁の経理に属する公金ではない。(皇室経済法第4条、皇室経済法施行法第7条)

認証官任命式(にんしょうかんにんめいしき)

認証官(その任免を天皇が認証する官)の任命式

納采(のうさい)

一般の結納にあたるもの

拝謁(はいえつ)

天皇・皇后に国内の要人・功績者などが公式にお会いすること

陪聴(ばいちょう)

天皇・皇后・皇族とご一緒にご進講を聴かせていただくこと

掃立て(はきたて)

蟻蚕(ぎさん)(孵化(ふか)したての蚕)を蚕座(さんざ)(蚕を飼育する道具)に移し、細かく刻んだ桑の葉を与えて飼育を始めること。羽ぼうきを使って蟻蚕(ぎさん)を蚕座(さんざ)に掃き下ろすことから「掃立て」と呼ばれている。

発声(はっせい)

歌会始の儀において第1句を節をつけて唱える役

初繭掻き(はつまゆかき)

繭(まゆ)になった後、約8~10日で繭(まゆ)を蔟(まぶし)から外すことを収繭(しゅうけん)(または繭掻(まゆか)き)といい、その最初の作業を「初繭掻(はつまゆか)き」と呼ぶ。

文化勲章親授式(ぶんかくんしょうしんじゅしき)

天皇が文化勲章をみずから授与される儀式

繭切り(まゆきり)

繭(まゆ)の中で蛹(さなぎ)から成虫になった蚕(かいこ)が、繭(まゆ)の中から出やすくなるよう、繭(まゆ)の両端を切ること。

御歌(みうた)

皇后・皇太后がお詠みになった短歌

三箇夜餅の儀(みかよのもちのぎ)

ご結婚当夜から3日間にわたって御殿にお祝いの餅を供えられる儀式

御帳台(みちょうだい)

即位の礼において、皇后がおつきになる御座

召人(めしうど)

天皇から特に召されて短歌を詠む者(その歌を「召歌」(めしうた)という)

山つけ(やまつけ)

天蚕(てんさん)の種を和紙に25粒ほど貼り付けたものをクヌギの枝につけること。

立太子宣明の儀(りったいしせんめいのぎ)

皇太子であることを公に宣明されるとともに、これを内外の代表が祝われる儀式

立太子の礼(りったいしのれい)

皇太子であることを公に告げられる儀式