宮内庁が所蔵する絵図等を用いて,明治天皇と京都御所の深い関わりに注目し,現在の京都御所の礎となった明治期の御所の様子についてご紹介します。
➀明治天皇の御事蹟を画いた「明治天皇紀附図」を用い,東京遷都以前に,明治天皇が京都御所内の建物で行われた儀式等の様子を紹介します。
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②平安時代から現在までの内裏図を用いて京都御所の変遷を辿るとともに,東京遷都後,京都御所や御苑等の荒廃を目の当たりにされた明治天皇の強いご意向により実現した大内保存事業についてご説明します。
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参観者休所
③明治2年の東幸後,明治天皇の京都への行幸は10回を数えました。京都御所御内庭には,明治20年の行幸啓紀念樹として,明治天皇御手植えの
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京都御所には明治天皇の即位礼を見守った扁額が残されています。承明門の扁額は,享和3年(1803)に掛けられ,嘉永7年(1854)の火災による焼失を免れたものです。題字の周りを繧繝彩色で彩った扁額は,紫宸殿の扁額とともに,平安時代から続く様式を継承しています。現在,紫宸殿廻り回廊整備工事に伴い,扁額が承明門から下ろされているため,この機会に間近で見ていただきます。また,明治天皇の即位礼で承明門に置かれた地球儀について,パネルを用いて説明します。