「第40回国際生物学賞」授賞式及び記念茶会ご臨席(日本学士院会館/東京都台東区)
令和6年12月17日(火)

お言葉

受賞者への賞状・賞牌・賞金目録授与

第40回受賞者 アンゲリカ・ブラント教授の挨拶


ブラント教授夫妻とご歓談
国際生物学賞は、昭和天皇の長年にわたる生物学へのご貢献を顕彰するため、ご在位60年を機会に昭和60(1985)年に創設されました。また本賞は、本賞の発展に寄与されてきた上皇陛下の魚類分類学のご研究を記念し、生物学の奨励を目的とする賞でもあります。秋篠宮皇嗣同妃両殿下は、昭和60年の創設以来ご臨席になっておられた上皇上皇后両陛下から、お代替わりに伴い引き継がれました。
本年の国際生物学賞は「系統・分類を中心とする生物学」が贈賞の対象分野であり、南極海および北太平洋域の節足動物の等脚目(ダンゴムシやワラジムシの仲間)を中心とする深海生物を対象とした研究を行っているゼンケンベルク研究所・自然史博物館教授、フランクフルト大学教授のアンゲリカ・ブラント教授が受賞されました。授賞式では、殿下からのお言葉、殿下からの贈呈品の伝達やブラント教授からの挨拶があり、授賞式後に行われた記念茶会では、ブラント教授ご夫妻と研究の内容や今後の展望について親しくお話になりました。その後、国際生物学賞委員会委員や審査委員ほかと和やかに歓談されました。