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独立行政法人日本学術振興会「令和7年度特別研究員-RPD研究交流会」ご臨席(明治記念館/東京都港区)

令和7年8月8日(金)

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研究発表会ご臨席

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研究発表会のご様子

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懇談会のご様子

 秋篠宮皇嗣妃殿下は、「令和7年度特別研究員-RPD研究交流会」にご臨席になりました。平成19(2007)年に開催された第1回以来、これまで毎回ご臨席になっています。
 研究交流会において、最初に行われた研究発表会では、冒頭の日本学術振興会理事長、文部科学省事務次官の挨拶に続き、大学において研究者として活動されている2名のRPD採用経験者(令和元(2019)年度研究交流会出席者(専門分野:社会科学)、平成25(2013)年度研究交流会出席者(専門分野:生物学))による特別研究員-RPD制度を活用した際の体験談などの発表が行われました。続いて、RPD採用者の代表者6名(専門分野:人文学、社会科学、化学、生物系化学、農学・環境学、医歯薬学)による研究発表が行われました。妃殿下は、RPD採用者の研究内容の紹介や、子育てをしながら広く国内や海外においてフィールドワークなどの研究活動を行う際の取組、ご自分の研究を継続するために工夫した点などの説明に耳を傾けられました。
 その後に行われた懇談会では、2名のRPD採用経験者及び6名の発表者を含む18名のRPD採用者とご懇談になりました。参加者一人一人と、出産・育児と研究をいずれもしっかりと取り組むための工夫などについて和やかにご歓談になり、また参加者間でも活発な意見交換や交流がなされました。

 独立行政法人日本学術振興会の「特別研究員-RPD」制度とは、同会の特別研究員制度の一環として平成18(2006)年度に創設されたものであり、子育て支援や学術研究分野における男女共同参画に対応し、若手研究者が出産・育児による研究中断後に円滑に研究現場に復帰できるようにするものです(「RPD」とは、研究活動を再開(Restart)する博士学位取得後の研究者の意味です。)。日本学術振興会は、RPD採用者を対象に、他分野の採用者との分野を越えた研究交流・情報交換の機会を提供するため、研究交流会を開催しています。