公益財団法人結核予防会「2024年度「健康危機に対応する結核対策-革新的技術を用いた保健システム構築-」コース」研修生とのご懇談(秋篠宮邸/東京都港区)
令和6年7月10日(水)

尾身結核予防会理事長挨拶

研修生紹介


ご懇談

研修生代表挨拶
結核予防会では、結核対策にかかわる国際協力の一つとして独立行政法人国際協力機構(JICA)からの委託により、また、世界保健機構(WHO)の協力を得て、昭和38(1963)年から結核対策研修を開催し、途上国の結核対策を支援しています。令和6(2024)年度に実施している「健康危機に対応する結核対策-革新的技術を用いた保健システム構築-」コースには、アジア太平洋、アフリカの国々から医師、看護師、国立研究所の結核担当官を含む10名の研修生が参加しています。本年の研修では、COVID-19パンデミックにより後退が起きた結核対策を以前にも増して前進させるだけでなく、新興・再興感染症による健康危機管理にも対応できる知識と技術を習得することを目指し、講義・討議とともに、保健所の活動や取り組みなどの視察も予定されています。
秋篠宮皇嗣妃殿下は、平成6(1994)年に結核予防会の総裁に就任されて以降、ほぼ毎年、研修生と懇談されてきました。妃殿下は、研修生がこれまでそれぞれの国において結核対策に携わってきたことに感謝されつつ、結核の状況やこれまでの活動、今回の研修を通じて学んだこと、研修生の研究内容や、日本での滞在中における思い出などについて、お一人お一人と丁寧に大変和やかにお話をされ、今後の研修生のそれぞれの国での活躍を望まれるお気持ちをお伝えになりました。