「第1回母子保健カラバルソン地域会議」(「第14回母子健康手帳国際会議」との協力開催)ご聴講(秋篠宮邸/東京都港区) ※オンライン

令和6年5月9日(木)

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会議のバナー・デザイン

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会議の進行の様子

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歓迎の辞を述べるヘルナンデス カラバルソン保健開発センター所長

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基調講演を行うマシュー フィリピン保健省次官補

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基調講演を行う中村安秀 母子手帳国際委員会代表

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オンラインで会議を聴講される秋篠宮皇嗣妃殿下

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お手元の2つの冊子

 母子健康手帳国際会議は、母子健康手帳に携わる世界各国の関係者が集う会議であり、日本における母子健康手帳開始50年目に当たる1998年に「第1回母子健康手帳国際会議」が東京で開催されました。その後は約2年に1回開催されており、2016年の「第10回母子健康手帳国際会議」(日本・東京)、2018年の「第11回母子健康手帳国際会議」(タイ・バンコク)、2021年の「第12回母子健康手帳国際会議」(オランダ・アムステルダム)に続く前回の「第13回母子健康手帳国際会議」は、2022年にカナダ・トロントでオンライン開催されました。
 今回の「第14回母子健康手帳国際会議」は、2024年5月9日と10日の2日間にわたってフィリピンのカラバルソン地域で開催された「第1回母子保健カラバルソン地域会議」と協力して開催されました。現地には、ヘルスケア関係者、研究者、政策決定者、学生等が集まったほか、オンラインで海外からも多くの方々が聴講しました。
 母子愛育会総裁の秋篠宮皇嗣妃殿下は、宮邸よりオンラインで会議をご聴講し、5月9日のプログラムである国歌独唱、来賓紹介、歓迎の辞、プログラム説明、支援メッセージ、基調講演をお聴きになりました。妃殿下は、当時の秋篠宮文仁親王殿下(秋篠宮皇嗣殿下)とともに、フィリピン独立百周年に当たる1998年の2月にフィリピン政府の招待を受けて同国を公式訪問されました。また、妃殿下は学生時代に「東南アジア青年の船」でフィリピンを訪ねられています。支援メッセージのセッションの冒頭においては、司会者が、秋篠宮皇嗣妃殿下の、母子健康手帳関係者の日頃の取り組みに対する感謝と実り多い会議となることを願うお気持ちを紹介しました。
 秋篠宮皇嗣妃殿下のお手元に置かれている2つの冊子のうち1つは、2023年秋の「第22回アジア・オセアニア周産期学会学術集会」における「母子手帳ワークショップ」で、今回会議におけるフィリピンの発表者からお受け取りになったMommy Rosa's Health Access Diaryであり、これは、今回会議の開催地であるカラバルソン地域のサンタローサ市で作成されたものです。もう1冊は、2017年度より静岡県で始まった、低出生体重児の母親や父親に配慮して作成されたリトルベビーハンドブック(「小さく生まれた赤ちゃんとママ・パパのための母子手帳」)であり、フィリピンの公用語であるフィリピノ語で記載されたものです。