恩賜財団母子愛育会埼玉県支部活動概要ご聴取、保健師等とのご懇談、母子愛育会活動ご見学(ときがわ町文化センターアスピアたまがわ/埼玉県ときがわ町)

令和6年1月18日(木)

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会場に到着され、埼玉県知事をはじめとするお出迎え者と挨拶される妃殿下

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愛育班活動「子育てサロン」
パラバルーンを使った遊びを参加者と一緒に楽しまれる妃殿下

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愛育班活動「地域ふれあい事業」
町民と一緒に介護予防体操をされる様子

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愛育班活動「地域ふれあい事業」
手作りの紙芝居を町民と一緒にご覧になる妃殿下

 母子愛育会は、昭和9年(1934年)に母子の健康を支援するために設立された恩賜財団です。当時の日本は、特に農山漁村の妊産婦と乳児の死亡率が高かったことから、村ぐるみで対策を行うため「愛育村」が指定され、母子の健康相談や栄養指導が行われました。現在も地域住民の健康をサポートするため、愛育班員が各地で活動しています。同会の埼玉県支部は、昭和19年(1944年)から活動を続けており、近年は出産・子育ての環境整備や支援だけでなく、高齢者を中心とした健康維持のための活動などにも力を入れ、地域住民のコミュニティ―作りを支える取組をしています。
 同会の総裁である秋篠宮皇嗣妃殿下は、埼玉県における愛育班員の活動を視察されるため、埼玉県ときがわ町にある「ときがわ町文化センター(アスピアたまがわ)」を訪問されました。
 町内に住む親子が遊びを通じて交流する「子育てサロン」では、手や指で絵を描く「キットパスアート」や、カラフルで大きな布「パラバルーン」を使った遊びなどが行われました。妃殿下は子供たちの目線に合わせ、マットの上に膝をついて参加者とふれ合われました。
 町民の心身の健康維持や介護予防を目的とした「地域ふれあい事業」では、椅子に座ったまま体を動かす介護予防体操、また愛育班員手作りの紙芝居の朗読や「ふるさと」などの合唱が行われ、妃殿下は自ら体を動かされながら活動に参加されました。
 また妃殿下は、地元の愛育班員や保健師の方々とも懇談され、地域に根ざした活動を心掛け、お互いに助け合って活動していることなど、熱心にお話をお聞きになられました。