令和4年度(第61回)農林水産祭「実りのフェスティバル」ご視察(サンシャインシティワールドインポートマートビル/東京都豊島区)

令和4年11月11日(金)

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天皇杯コーナーご説明

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郷土特産農林水産物(岐阜県)展示をご覧
(岐阜県産の富有柿)

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農林水産団体(全国農業協同組合中央会)展示をご覧
(米粉を使ったグルテンフリーなパンやパスタ)

 農林水産祭「実りのフェスティバル」は、農林水産業と食に対する理解の増進と農林水産物の消費拡大等に資するため、農林水産省が、都道府県、農林水産関係団体等の協力を得て、農林水産業啓発展および地域農林水産展を開催しているものです。農林水産省と公益財団法人日本農林漁業振興会の共催によリ、昭和37年から開催され、殿下は昭和62年より、両殿下お揃いでは平成2年よりご覧になっています。
 このなかで、農林水産業啓発展では農林水産祭における天皇杯を受賞した農林水産業者とその業績並びに内閣総理大臣賞受賞者及び日本農林漁業振興会会長賞受賞者が紹介されています。
天皇杯は、昭和37年11月より農林水産業の振興のため、特に業績のあった最優秀者に対して授与されるものです。令和4年現在、農産・蚕糸、園芸、畜産、林産、水産、多角化経営、むらづくりの7部門が対象であり、これまで410件受賞されています。例年、天皇杯授賞式が11月23日の新嘗祭ののち、明治神宮にて開催され、また、受賞翌年、天皇杯受賞者は、皇居宮殿において天皇皇后両陛下に拝謁し、御礼言上と業績説明を行っています(令和2年度及び令和3年度の拝謁は、新型コロナウイルスの感染拡大により中止)。
 また、もう一つの展示である地域農林水産展では、都道府県の農林水産技術や特徴のある農林水産物について、パネル、実物などで紹介するとともに、都道府県の農林水産業の紹介、郷土特産物の展示などが行われています。
 両殿下は、これらのコーナーをご覧になられ、天皇杯受賞者の概要、各地域の特産品のご説明をお受けになりました。その他、農畜産業振興機構の展示では、砂糖の原料となるサトウキビの現物などをご覧になり、世界の砂糖の生産動向、砂糖の種類やサトウキビの品種開発などに関しご質問されました。さらに、全国農業協同組合中央会の展示では、グルテンフリーや小麦の代替として活用され注目を集めつつある米粉や、それを使ったパスタやパンなどについてご覧になるとともに、特徴や課題を質問されていました。