アヤ・ソフィアご視察
令和6年12月5日(木)

キリストのモザイク画をご覧

モスク空間にてミフラーブをご覧
アヤ・ソフィアは、4世紀初頭にコンスタンティン1世によってキリスト教の聖堂として建設が開始されました。その後、地震や内乱等による崩壊と再建の歴史を繰り返し、1453年、オスマン帝国ファーティフ・メフメト2世によるコンスタンティノープル征服により、コンスタンティノープルはイスタンブールへと改名され、アヤ・ソフィアもキリスト教の教会からイスラム教の寺院(モスク)へとその姿を変えました。
時代は下り昭和9(1934)年、トルコ共和国建国の父ケマル・アタテュルクによって、アヤ・ソフィアは博物館とされましたが、令和2(2020)年にエルドアン大統領により再びモスクとされ、現在に至っています。
両殿下は、アヤ・ソフィアご到着後、エルソイ文化観光大臣のお出迎えを受けられ、大臣のご案内でモスク内に入られました。モスク内では、ビザンチン芸術の最高傑作とも称されるキリストのモザイク画「デイシス(請願)」を間近でご覧になった後、荘厳かつ広大な礼拝空間が広がるモスク広間に移動され、イスラム教徒のためにメッカの方向を示すミフラーブ、イスラム説法師であるイマームが特に金曜礼拝で用いる説教壇であるミンバルなどを、ご説明を受けられながらつぶさにご覧になりました。