オオバン(クイナ科)
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- ○希少性
- 東京都(区部):絶滅危惧2類
- ○大きさ、形態、鳴き声
- 全長:39cm、翼開長:74cm
- 体は全体が黒色で、くちばしと額が白色です。飛んだ時、次列風切の先端に白線が見えます。キュイッ、あるいは、クッ、と聞こえる声で鳴きます。
- ○生態特性
- 冬には全国で見られ、湖沼、ゆるやかな河川など、草の繁茂した水辺に生息します。水上生活が主で、地上を歩くことはまれです。水面を長い距離助走して飛びます。足を伸ばして、翼を早くはばたきます。泳ぎながら水草や水棲昆虫などを食べ、時々水に潜って水底の水草を採って食べます。
- ○観察時期・難易度
- 個体数は多くないですが、秋季から冬季に、濠で普通に観察できます。
- ○観察のポイント
- 場所:周辺の各濠
- 東御苑では、秋季から冬季に、濠で休息や採餌行動をする姿が観察できます。時々潜水して採餌する姿も見られます。
オオバンを観察できる地域(PDF形式:1,069KB)1ページ(別ウインドウで開きます)
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参考資料:鳥630図鑑((財)日本鳥類保護連盟)、東京都レッドリスト鳥類2010年版
写真:宮内庁