ムクドリ(ムクドリ科)
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- ○大きさ、形態、鳴き声
- 全長:24cm、翼開長:40cm
- 全体が黒っぽく、頭は灰色がかった黒褐色。目の周囲からほお、のどにかけて、不規則な白斑があります。腰は白く、くちばしは橙色で、足は黄橙色です。リャーリャー、ジャージャーと、濁った声で鳴きます。
- ○生態特性
- 平地や盆地の人里付近の林で繁殖します。樹木の点在する村落地や市街地に多く見られます。芝地、畑などの地上を歩きながら、ガの幼虫などの昆虫を餌とすることが多いです。秋冬季には、ムクノキ、エノキなどの木の実も好んで食べます。繁殖期が終わると群れで生活し、竹やぶなどに数千羽から数万羽の大きな集団ねぐらを作ることがあります。
- ○観察時期・難易度
- 通年、容易に観察できます。
- ○観察のポイント
- 場所:二の丸雑木林、野草の島、本丸芝生、など
- 東御苑では、建物の隙間や樹洞の中で繁殖しています。本丸の芝生で採餌をする姿がよく観察できます。春から夏にかけて多くの幼鳥が群れを作り、本丸の芝生等で大群を観察することがあります。
ムクドリを観察できる地域(PDF形式:1,075KB)1ページ(別ウインドウで開きます)
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参考資料:鳥630図鑑((財)日本鳥類保護連盟)、東京都レッドリスト鳥類2010年版
写真:宮内庁