モズ(モズ科)
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- ○大きさ、形態、鳴き声
- 全長:20cm、翼開長:27cm
- 雄は、頭が褐色で、背は灰褐色です。尾、翼ともに黒褐色で、初列風切の基部に白斑があります。目を通る黒い帯が目立ちます。雌は翼に白斑がなく、のどから胸、わきに小さな波状の横じまがあります。キィー キィー キチキチキチと大きな声で鳴きます。
- ○生態特性
- 北海道から九州まで、全国に広く分布し、繁殖します。木の枝や杭などにとまって地上を見張り、昆虫やムカデ、カエルなどの小動物を見つけると舞い降りてくちばしで捕らえます。捕らえた獲物を木の刺や小枝、鉄条網などに刺しておく習性があり、「モズのはやにえ」と呼ばれます。
- ○観察時期・難易度
- 秋季、冬季には、時々観察できます。
- ○観察のポイント
- 場所:二の丸雑木林、新雑木林、野草の島、富士見多聞、桜の島など
- 東御苑では、秋から冬にかけて観察され、木の梢などに止まって、「キチキチキチ」と高く鳴く「高鳴き」が観察できます。まれに捕らえた獲物を枝に刺した「はやにえ」を観察することができます。
モズを観察できる地域(PDF形式:925KB)1ページ(別ウインドウで開きます)
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参考資料:鳥630図鑑((財)日本鳥類保護連盟)、東京都レッドリスト鳥類2010年版
写真:宮内庁