ミコアイサ(カモ科)
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- ○希少性
- 東京都(区部):絶滅危惧1B類
- ○大きさ、形態、鳴き声
- 全長:雄44cm、雌39cm、翼開長:61~70cm
- 雄は全体がほぼ白色で、背と初列風切が黒色です。目先と後頭部に黒斑があります。パンダのような顔をしているため、通称「パンダガモ」と呼ばれます。雌は、背面は灰黒色で下面は淡いです。頭は赤褐色で、ほおから顔の下半分が白色です。
- ○生態特性
- 冬鳥として全国の湖沼、大きな河川などに渡来します。アイサ類は、潜水して魚を捕らえる食性を持ったカモ科の鳥で、くちばしが細く、先は鉤形に曲がり、縁にはのこぎりの歯のようなギザギザがあり、捕らえた魚をしっかりと押さえる役目をしています。ミコアイサは、アイサ類で最も小型の種です。
- ○観察時期・難易度
- 冬季に、時々濠で観察できます。
- ○観察のポイント
- 場所:大手濠、桔梗濠、清水濠
- ここ数年、毎年、桜田濠や馬場先濠などに少数渡来しているのが観察されています。東御苑周辺の濠では、そこから移動したと思われる個体をときどき観察できます。
ミコアイサを観察できる地域(PDF形式:949KB)1ページ(別ウインドウで開きます)
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参考資料:鳥630図鑑((財)日本鳥類保護連盟)、東京都レッドリスト鳥類2010年版
写真:宮内庁