コゲラ(キツツキ科)
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- ○大きさ、形態、鳴き声
- 全長:15cm、翼開長:26cm
- 背と翼の上面、尾は黒色かかった濃い褐色で、背、翼には白い横斑が何本もあります。ギィー、ギィーやギィーキッキッキッときしるような声で鳴きます。
- ○生態特性
- 全国の山地の森林に生息し、平地や市街地の林でも見られます。林の中の枯木や枯れかかった木にくちばしで穴を掘って巣とし、つがいが共同で抱卵、育雛をします。主に昆虫類を餌とし、秋冬でも樹皮の下から虫を探して食べます。
- ○観察時期・難易度
- 個体数は多くないですが、通年、容易に観察できます。
- ○観察のポイント
- 場所:二の丸雑木林、新雑木林、野草の島、富士見多聞、桜の島など
- 東御苑では、コナラなどの樹上での採餌行動が観察でき、朝夕の来苑者が少ない時間帯には、コツコツコツと、コゲラが枝をたたく音が林内に響くのがよく聞こえます。秋冬季に、樹林内でカラ類とともに混群を形成するのが観察できます。
コゲラを観察できる地域(PDF形式:926KB)1ページ(別ウインドウで開きます)
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参考資料:鳥630図鑑((財)日本鳥類保護連盟)、東京都レッドリスト鳥類2010年版
写真:宮内庁