キビタキ(ヒタキ科)
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- ○大きさ、形態、鳴き声
- 全長:14cm、翼開長:22cm
- 雄は上面が黒色で翼に白斑があります。眉斑、腰、下面は黄色です。のどから胸は橙色がかっています。地鳴きはピッピッあるいはクリリと鳴き、さえずりはオーシーツクツク ポーピッピッコロなどと大きな声で朗らかに鳴きます。コジュケイに似た声も出します。
- ○生態特性
- 夏鳥として渡来します。ヒタキ類はフライングキャッチが主な採餌方法です。キビタキの場合は広葉樹林の中ほどの枝にとまり、林の中を飛ぶ虫をねらいます。
- ○観察時期・難易度
- 個体数が少ないですが、稀に観察できます。
- ○観察のポイント
- 場所:二の丸雑木林、新雑木林、野草の島、富士見多聞、桜の島など
- 東御苑では、春秋の渡りの時期にまれに観察できます。雄の夏羽は鮮やかな黄色い羽をしています。樹林内で採餌行動が観察できます。林縁付近やツツジなどの茂み内で見られます。
キビタキを観察できる地域(PDF形式:655KB)1ページ(別ウインドウで開きます)
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参考資料:鳥630図鑑((財)日本鳥類保護連盟)、東京都レッドリスト鳥類2010年版
写真:宮内庁、個人提供