野鳥の写真・観察地域

カワウ(ウ科)

写真 説明
カワウ
分布図
○大きさ、形態、鳴き声
全長:81cm、翼開長:129cm
体、首、くちばしともに長く、全体が黒色。顔は黄色く、その外側は白色です。繁殖期の成鳥には頭に白い羽が出ます。飛ぶ姿は、翼の位置が体のほぼ中央部にあり、ビール瓶に翼が生えたような形に見えます。
○生態特性
全国の内湾、湖沼、大きな河川に生息します。水かきを使い、尾をかじにして巧みに潜水し、魚を捕らえます。水辺に近い林の樹上に、コロニーを作って繁殖します。繁殖期以外も群性が強く、整然と隊列を組んで飛ぶ姿が見られます。
○観察時期・難易度
通年、容易に観察できます。
○観察のポイント
場所:周辺の各濠
東御苑では、周辺の濠で休息や潜水して魚を捕らえる採餌行動を観察できます。潜水後に翼が濡れるため、陸上で翼を乾かしている姿がよく見られます。上空もよく飛翔しています。

参考資料:鳥630図鑑((財)日本鳥類保護連盟)、東京都レッドリスト鳥類2010年版

写真:宮内庁

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