カルガモ(カモ科)
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- ○大きさ、形態、鳴き声
- 全長:60cm、翼開長:95cm
- 雄と雌は同色です。全体が黒褐色で、顔は白く2本の黒褐色の線があります。くちばしは黒く、先端部が黄色です。足は橙赤色。グェグェッと、押しつぶしたような低い声で鳴きます。
- ○生態特性
- 国内各地で普通に繁殖する唯一のカモ類で、平野部の水田、川、池沼などに広く分布しています。都市部の公園などにもよく現れます。巣は水辺の草地などに作り、雌がヒナを育てます。繁殖期以外は群れをつくり、越冬期には、他のカモ類と混群を作ります。
- ○観察時期・難易度
- 通年、容易に観察できます。
- ○観察のポイント
- 場所:白鳥濠、天神濠、周辺の各濠
- 東御苑では、濠で採餌、休息をしている姿が観察できます。時には、ドラミング(翼や尾羽などを使って、連続音を出す行動)を観察できることもあります。大手濠に隣接する三井物産ビルの池では、毎年カルガモが繁殖し、子連れで大手濠に引越しするのが季節の風物詩になっています。
カルガモを観察できる地域(PDF形式:1,088KB)1ページ(別ウインドウで開きます)
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参考資料:鳥630図鑑((財)日本鳥類保護連盟)、東京都レッドリスト鳥類2010年版
写真:宮内庁