ハシビロガモ(カモ科)
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- ○大きさ、形態、鳴き声
- 全長:雄51cm、雌43cm、翼開長:72~84cm
- 雄は頭が緑色、胸は白色で、腹とわきは赤褐色です。雌は全体が褐色で黒褐色の斑紋が全身にあります。雄雌ともにヘラ型の大きなくちばしを持つのが特徴です。クエ、クエと2声続けて鳴きます。
- ○生態特性
- 主に冬鳥として湖沼、池、河川などに渡来します。くちばしを水面につけ、ぺちゃぺちゃついばむように採餌します。この時に、幅広い先端部から水を吸い込み、上下のくちばしの合わせ目についているたくさんの薄板で水をろ過して、水中のプランクトンや小さな草の実など餌になるものだけを食べます。
- ○観察時期・難易度
- 秋季から冬季にかけて、容易に観察できます。
- ○観察のポイント
- 場所:周辺の各濠
- 東御苑では、秋季から冬季に周辺の濠で普通に観察できます。群れで水面をぐるぐる泳ぎ回り、渦の中心にプランクトンを集めて食べる独特の採餌方法を観察できます。
ハシビロガモを観察できる地域(PDF形式:1,062KB)1ページ(別ウインドウで開きます)
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参考資料:鳥630図鑑((財)日本鳥類保護連盟)、東京都レッドリスト鳥類2010年版
写真:宮内庁