天皇誕生日祝賀・一般参賀

令和6年3月8日
宮内庁総務課広報室


一般参賀の様子一般参賀の様子

天皇陛下は2月23日(金・祝)、64歳のお誕生日をお迎えになりました。

ご即位後初めてとなった令和5年の天皇誕生日の一般参賀では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から事前申込みが必要でしたが、令和6年は事前申込みなしで行われ、雨が降る中、 15,833人が集まりました。

午前の参賀では、天皇皇后両陛下、秋篠宮皇嗣同妃両殿下、愛子内親王殿下及び佳子内親王殿下が、宮殿の長和殿ベランダに3回お出ましになりました。

天皇陛下は、参賀者の皆さんに感謝の気持ちをお示しになりました。また、改めて、1月に発生した能登半島地震によって亡くなられた方々に哀悼の意を表されるとともに、ご遺族と被災された方々にお見舞いをお伝えになりました。


祝賀の儀(内閣総理大臣等)祝賀の儀(各国の外交使節団の長等)
祝賀の儀(内閣総理大臣等)祝賀の儀(各国の外交使節団の長等)

午前中には、宮殿松の間で天皇陛下が皇嗣同妃両殿下お始め皇族各殿下から祝賀をお受けになる祝賀の儀が行われました。また、午後には天皇陛下が皇后陛下とご一緒に、松の間で内閣総理大臣、衆・参両院の議長、最高裁判所長官など行政・立法・司法各機関の要人とその配偶者から、豊明殿で各国の外交使節団の長とその配偶者等から祝賀をお受けになる祝賀の儀が行われました。

記帳の様子記帳の様子

午後の参賀では宮内庁庁舎前に設けられた特設記帳所で2,353人が記帳をし、天皇陛下のお誕生日をお祝いしました。

【参賀について】

皇居での天皇誕生日一般参賀は、昭和23年4月29日から始まりました。当時の参賀は、午前8時から午後4時までの間、参賀者が正門から入門し、正門内鉄橋付近に設けられた記帳所で記帳の上、坂下門から退出していました。当時は、現在のような天皇皇后両陛下・皇族方のお出ましはありませんでしたが、昭和天皇は、この参賀の様子を庁舎の屋上からご覧になっていました。

昭和25年4月29日、庁舎中央玄関上のバルコニーにおいて、昭和天皇・香淳皇后が参賀者の前に初めてお出ましになりました。

その後、宮殿造営のため一時中断されましたが、昭和44年4月29日から現在の宮殿で行われるようになりました。