イチモンジセセリ(セセリチョウ科)
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- ○大きさ、形態
- 前翅長:16~21mm
- 小型。翅の表面の地色は茶褐色、裏面は黄褐色で、表裏ともに後翅に4つ白斑が並びます。
- ○生態特性
- 日中、敏速に飛翔し、各種の花を訪れます。8月下旬から9月中旬に羽化する世代は集団で移動する現象が見られ、時に大集団となります。アサギマダラほど知られていませんが、本種も「渡り」をするチョウです。
- ○観察時期・難易度
- 夏から秋に花の周辺や樹林で観察できます。
- ○観察のポイント
- 場所:二の丸雑木林、本丸芝生地、野草の島など
- 東御苑では、夏から秋にかけて本丸・二の丸の樹林の林縁や池の縁で飛翔している姿が観察できます。またハナゾノツクバネウツギやオミナエシの花にとまって蜜を吸っている姿が観察できます。
イチモンジセセリを観察できる地域(PDF形式:282KB)1ページ(別ウインドウで開きます)
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参考資料:里山の昆虫ハンドブック(NHK出版)、フィールドガイド日本のチョウ((株)誠文堂新光社)、新版東京都の蝶((株)けやき出版)
写真:宮内庁