ベニシジミ(シジミチョウ科)
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- ○大きさ、形態
- 前翅長:15~18mm
- 小型。翅の表面は黒褐色、前翅は中央部が広く、橙赤色となり、黒斑もありますが、高温期に発生するものでは、橙赤色部は減少し、ほとんど消失する個体も見られます。
- ○生態特性
- 日当たりがよくてやや湿った河原や堤防、農耕地周辺、公園や団地内などを飛翔し、各種の花を訪れて吸蜜します。飛翔は敏速ですが長距離を飛ぶことは少ないです。
- ○観察時期・難易度
- 夏から秋に花の周辺や樹林、芝地で時々観察できます。
- ○観察のポイント
- 場所:二の丸雑木林、本丸芝生地、野草の島など
- 東御苑では、夏から秋にかけて、二の丸の常緑樹林の林縁や芝地の上空で、飛翔したり草などに止まって休息したりしている姿が観察できます。また、夏にはシロツメクサやハナゾノツクバネウツギ、秋にはツワブキの花にとまって蜜を吸っている姿が観察できます。
ベニシジミを観察できる地域(PDF形式:283KB)1ページ(別ウインドウで開きます)
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参考資料:里山の昆虫ハンドブック(NHK出版)、フィールドガイド日本のチョウ((株)誠文堂新光社)、新版東京都の蝶((株)けやき出版)
写真:宮内庁