【令和5年6月19日(月) ご訪問3日目】
トピック
〇ボゴール宮殿での行事(歓迎行事・ボゴール植物園ご視察・ご会見・午餐会)
天皇皇后両陛下は、19日午前にボゴール宮殿をご訪問になりました。両陛下はジョコ大統領ご夫妻のお出迎えを受けられた後、歓迎行事に臨まれました。
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歓迎行事終了後、両陛下は、植樹式に臨まれ、マラッカジンコウを植樹されました。
植樹式終了後、両陛下は大統領が運転するゴルフカートにご乗車になり、ボゴール植物園へとご移動になりました。植物園では、大統領ご夫妻からの説明をお受けになりながら植物をご覧になりました。
(写真:朝日新聞社) ![]() |
(写真:共同通信社) ![]() |
その後、天皇陛下とジョコ大統領、皇后陛下とイリアナ大統領夫人がそれぞれご会見になりました。
天皇陛下と大統領のご会見では、陛下から大統領に対し、今回のご招待への御礼や東日本大震災におけるインドネシアからの支援への謝意などをお述べになりました。大統領からも、今回の両陛下のご訪問に対する謝意や、アチェの地震に対する日本の支援についての謝意などが述べられました。
(写真:共同通信社) ![]() |
皇后陛下と大統領夫人のご会見では、サペという東カリマンタンの伝統的な楽器の演奏をお聞きになったほか、耳の不自由な若い画家の描いた絵やバティック(インドネシアの特産品であるろうけつ染めの布地)の製作過程をご覧になりました。
大統領夫人とのお会話では、皇后陛下から大統領夫人に対し、今回のご招待への御礼をお述べになるとともに、インドネシアの伝統文化を見る機会を得られたことを大変うれしく思う旨をお伝えになりました。
(写真:産経新聞社) ![]() |
ご会見後、両陛下は午餐会にご出席になりました。午餐会では、ブンガワン・ソロを始めとするインドネシアの曲や日本のアーティストの曲などが、バイオリンとササンドゥという東ヌサ・トゥンガラ州の楽器で演奏されました。両陛下は、大統領ご夫妻との会話を楽しまれ、インドネシア側の温かいご配慮に対し感謝されました。
【ボゴール宮殿】
インドネシア国内にある6つの大統領宮殿の一つ。1870年から1942年までオランダ領東インド総督の公邸として使用され、インドネシア独立後の1950年1月から、大統領宮殿として使用されています。約28ヘクタールの敷地内には、ネパールから持ち込まれた鹿が放し飼いにされています。
【ボゴール植物園】
ボゴール宮殿に隣接する植物園で、1817年に設立されました。面積は87ヘクタール。世界各地から約3千4百種類の植物が集められ、植物に関する貴重な科学的データを保存する役割を果たしています。
ボゴール植物園における天皇陛下ご発言内容〇日本とゆかりのあるインドネシア人ご接見
(写真:小学館) ![]() |
天皇皇后両陛下は、19日夜、日本とゆかりのあるインドネシア人の方々をご接見になりました。
ご接見には、閣僚や残留日本兵の子孫など幅広い分野の方が参加し、その日本への思いや現在の活動などが話題となる中、両陛下は、一人一人のお話に丁寧に耳を傾けられました。
両陛下は、世代を超えた多くの方が、様々な立場で日本とインドネシアの友好関係に貢献してきたことを喜ばしく思われました。
■インドネシアご訪問の記事
1日目(東京国際空港ご出発、スカルノ・ハッタ国際空港ご到着、宿舎ご到着)
2日目(MRT車両基地ご視察、プルイット排水機場ご視察)
3日目(歓迎行事、ボゴール植物園ご視察、ご会見、午餐会、日本とゆかりのあるインドネシア人ご接見)
4日目(カリバタ英雄墓地ご供花、国立博物館ご視察、ダルマ・プルサダ大学ご訪問、職業専門高校ご訪問、在留邦人代表及びJICA海外協力隊員ご接見)
5日目(砂防技術事務所ご視察、クラトン宮殿ご訪問)
6日目(ボロブドゥール寺院遺跡ご視察)
7日目(スカルノ・ハッタ国際空港ご出発、東京国際空港ご到着)