皇居東御苑花だより:花だよりの写真 - 宮内庁

皇居東御苑花だより

平成30年8月17日
写真 説明
ヒマワリ(はるかのひまわり)(キク科)
○ヒマワリ(はるかのひまわり)(キク科)Helianthus annuus
北米原産の1年草です。平成17年1月,阪神淡路大震災10周年追悼式典で神戸市を訪問された際,地震で亡くなった小学生の名前にちなんだ「はるかのひまわり」の種子が,遺族代表の小学生から天皇皇后両陛下に贈られました。両陛下はそれをお育てになり,採れた種子が本丸休憩所東側に播種されたものです。
カイコウズ(マメ科)
○カイコウズ(マメ科)Erythrina crista-galli
江戸時代に渡来し,暖地で庭木や街路樹として植えられています。6月頃から,枝先に深紅色の長さ5cm程度の蝶形花を咲かせます。
オミナエシ(オミナエシ科)
○オミナエシ(オミナエシ科)Patrinia scabiosaefolia
秋の七草のひとつとして有名です。日当たりのよい草原などに生える多年草で,高さ1m内外になります。7~10月に,黄色の小さな花を多数つけます。
サルスベリ(ミソハギ科)
○サルスベリ(ミソハギ科)Lagerstroemia indica
中国原産で江戸時代以前に渡来しました。高さは3~9mになります。幹はなめらかで淡褐色の薄い樹皮がはげ落ちたあとが白く特徴的です。7~9月,枝先に直径3~4cmの紅紫色または白色の花を次々に開きます。比較的花の咲いている期間が長いです。花弁は6個で丸く,しわが多いです。
サンゴジュ(実)(スイカズラ科)
○サンゴジュ(実)(スイカズラ科)Viburnum odoratissimum var. awabuki
沿海地の山地に自生するほか,広く植えられます。高さは普通5~6m,大きいものは15mにもなります。葉は対生し,長さ8~20㎝の長楕円形です。6~7月,枝先に大形の円錐花序をだして,白い花を多数つけます。核果は長さ7~8mmの楕円形で,赤色から藍黒色に熟します。
ムクゲ(アオイ科)
○ムクゲ(アオイ科)Hibiscus syriacus
別名はハチスといい,中国原産で生垣などによく植えられます。よく分枝して,高さ3~4mになります。7~10月,枝先に直径6~10cmの花を開きます。花は1日花で,普通紅紫色ですが白花や八重咲きなど多くの園芸品種があります。実は直径約2.5cmの球形で,熟すと5裂して,長い毛のある種子を多数出します。
コムラサキ(実)(クマツヅラ科)
○コムラサキ(実)(クマツヅラ科)Callicarpa dichotoma
別名をシキブともいいます。山麓や原野の湿地にまれに生え,高さ1~1.5mになります。枝は紫褐色で細く6~7月,長さ約4mmの淡紫色の花を多数つけます。果実は直径約3mmの球形で,きれいな紫色に熟します。
シラヤマギク(キク科)
○シラヤマギク(キク科)Aster scaber
山地や丘陵などに普通に見られる,高さ1~1.5mの多年草です。茎や葉にはザラザラした毛が生えています。8~10月,直径2cmほどの白い花をつけます。春の若苗は,ヨメナに対しムコナと呼んで食用にもなります。
キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)
○キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)Lycoris sanguinea
山野に生える多年草です。葉は夏には枯れ,そのあとで30~50cmの花茎を出します。8~9月に黄赤色の花が散形状に3~5個つきます。有毒植物です。
コバギボウシ(ユリ科)
○コバギボウシ(ユリ科)Hosta albo-marginata
日当たりのよい湿地に生える多年草です。根茎は横に這います。高さ30~60cmの花茎を出し,7~8月に,長さ4~5cmで淡紫色の花を下または横向きに開きます。
○ノシラン(ユリ科)
○ノシラン(ユリ科)Ophiopogon jaburan
海岸近くの林の中に生える多年草です。葉は線形で長さ30~80cm,幅7~15mm,深緑色で厚く光沢があり,ふちがざらつきます。花茎は高さ30~50cmあって,7~9月,白色または淡紫色の花を密につけます。 
アサザ(リンドウ科)
○アサザ(リンドウ科)Nymphoides peltata
北海道を除いた各地の池や沼に生える多年生の水草です。根茎は水底の泥の中を横にはいます。葉は卵形または円形で長い柄があり,水面に浮かびます。葉の脇から数本の花茎を出し,黄色の花が開きます。
ツリガネニンジン(キキョウ科)
○ツリガネニンジン(キキョウ科)Adenophora triphylla var. japonica
サイヨウシャジンの変種で日本全土に普通に生える多年草です。根は肥厚して白く,薬用となります。茎は30~100cmになり,全体に毛があります。夏から秋にかけ枝先に円錐花序をつくり,鐘形で先が5裂した青紫色の花が下向きに咲きます。

参考図書:山渓カラー図鑑「日本の樹木」,山渓カラー図鑑「日本の野草」(山と渓谷社)

                  日本の野生植物(平凡社)

写真:宮内庁