皇居東御苑花だより

平成24年2月10日
写真 説明
ウメ(紅冬至)
○ウメ(紅冬至)(バラ科)Prunus mume
ウメは中国原産。庭や畑でよく栽培され,多くの園芸種があります。花は1~3月,葉に先立って咲きます。「紅冬至」は,冬至の頃に咲くことから名付けられた野梅の一種です。
ウメ(八重寒紅)
○ウメ(八重寒紅)(バラ科)Prunus mume
野梅の一種です。花は紅色の八重咲きで,花弁の先は丸くなっています。花つきがよく,庭木や盆栽に向くとされています。
ウメ(八重野梅)
○ウメ(八重野梅)(バラ科)Prunus mume
野梅から変化した原種に近い梅です。中国から渡来した梅の子孫と言われます。枝は細く,花も葉も比較的小さいですが,とても良い香りがします。
ウメ
○ウメ(バラ科)Prunus mume
中国原産。庭や畑でよく栽培され,多くの園芸種があります。花は1~3月,葉に先立って開き,通常白色ですが,紅色,淡紅色のものもあります。果実を梅干しや梅酒にするほか,仁を薬用に使います。万花に先駆けて冬のうちから咲き始めるので,昔から人々に愛されています。
ツバキ(乙姫)
○ツバキ(乙姫)(ツバキ科)Camellia japonica 'Otohime'
12月から3月に,濃桃色に白斑の入った小ぶりで一重の可憐な花を咲かせます。
スイセン
○スイセン(ヒガンバナ科)Narcissus tazetta var. chinensis
暖地の海岸近くに生えていますが,もともと自生していたものではなく,植えられたものといわれています。20~30cmの花茎を線形で平たい葉の間から出し,芳香のある白花を数個つけます。和名は水仙で漢名の音読みからきています。
シナマンサク
○シナマンサク(マンサク科)Hamamelis mollis
中国原産。高さ2~9mになります。1~3月,香りのいい黄金色の花が咲きます。基部は紅色。葉は大きく,長さ8~16cmのややゆがんだ倒卵形で,褐色になっても落ちないで花期にも残るものが多くあります。
ミヤマウグイスカグラ
○ミヤマウグイスカグラ(スイカズラ科)Lonicera gracilipes var. glandulosa
ヤマウグイスカグラの変種で,枝や葉,花冠などに毛が密生します。山野に生え,よく分枝して高さ1.5~2mになります。淡紅色の花を1~2個下垂します。
オニシバリ
○オニシバリ(ジンチョウゲ科)Daphne pseudomezereum
林下に生え,高さ1mになります。葉は枝先に集まって互生します。秋に伸びて冬を越し,夏に落葉するので「夏坊主」ともいいます。3~4月,葉腋に小さな花を数個つけます。雌雄異株です。
ソシンロウバイ
○ソシンロウバイ(ロウバイ科)Chimonanthus praecox 'Concolor'
中国原産。ロウバイよりも花がやや大きく,内側の花被片も黄色になっています。庭木や鉢植え,花材としてよく使われます。
ロウバイ
○ロウバイ(ロウバイ科)Chimonanthus praecox
中国原産。江戸時代に渡来し,観賞用によく植えられています。よく分枝して高さ2~5mになります。1~2月,葉が出る前に香りのよい黄色の花を下向きまたは横向きに開きます。
フクジュソウ(蕾)
○フクジュソウ(蕾)(キンポウゲ科)Adonis amurensis
東日本に多い多年草。よく栽培され,花期が早いので,正月用の春飾りなどにもよく使われます。高さ15~30cm。2~4月,黄色で径4cmほどの花を咲かせます。福寿草(フクジュソウ)の名は,新年を祝うめでたい名前であります。
フキ(フキノトウ)
○フキ(フキノトウ)(キク科)Petasies japonicus
フキノトウや葉柄を食べるので誰にでもよく知られた植物です。フキの若い花茎がフキノトウです。

参考図書:山渓カラー図鑑「日本の樹木」,山渓カラー図鑑「日本の野草」(山と渓谷社)

                  日本の野生植物(平凡社)

                  日本ツバキ協会「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(誠文堂)

写真:宮内庁