皇居東御苑花だより

令和2年1月17日
写真 説明
フキ(フキノトウ)(キク科)
○フキ(フキノトウ)(キク科)Petasites japonicus
フキノトウや葉柄を食べるのでだれにでもよく知られた植物です。フキの若い花茎がフキノトウです。フキは多年草で,地下茎をのばしてどんどん繁殖します。葉は花の咲いたあとに地下茎の先から出ます。フキノトウは食用として賞味されるほか,昔から薬用としても利用されていました。
タチカンツバキ(ツバキ科)
○タチカンツバキ(ツバキ科)Camellia sasanqua 'Tachikantsubaki'
サザンカの園芸品種とされていますが,異説もあります。枝は縦にのびて高さ3mほどになります。遅咲きで12~2月に開花します。葉の表面は濃緑色で光沢があり,ふちには鋭い鋸歯があります。
ロウバイ(ロウバイ科)
○ロウバイ(ロウバイ科)Chimonanthus praecox
中国原産です。江戸時代に渡来し,観賞用によく植えられています。よく分枝して高さ2~5mになります。1~2月,葉が出る前に香りのよい黄色の花を下向きまたは横向きに開きます。
ソシンロウバイ(ロウバイ科)
○ソシンロウバイ(ロウバイ科)Chimonanthus praecox 'Concolor'
中国原産で,ロウバイよりも花がやや大きく,内側の花被片も黄色になっています。庭木や鉢植え,花材としてよく使われます。
ウメ(冬至)(バラ科)
○ウメ(冬至)(バラ科)Prunus mume
ウメは中国原産です。庭や畑でよく栽培され,多くの園芸種があります。「冬至」は早咲きのウメで,花は1月上旬~2月上旬頃咲きます。お正月用盆栽によく用いられます。
ウメ(八重寒紅)(バラ科)
○ウメ(八重寒紅)(バラ科)Prunus mume
野梅の一種です。花は紅色の八重咲きで,花弁の先は丸くなっています。花つきがよく,庭木や盆栽に向くとされています。
ウメ(八重野梅)(バラ科)
○ウメ(八重野梅)(バラ科)Prunus mume
野梅から変化した原種に近い梅です。中国から渡来した梅の子孫といわれています。枝は細く,花も葉も比較的小さいですが,とても良い香りがします。
ウメ(紅冬至)(バラ科)
○ウメ(紅冬至)(バラ科)Prunus mume
「紅冬至」は野梅の一種で,冬至の頃に咲くことから名付けられた早咲きのウメです。花は12月~2月中旬頃まで,葉に先立って咲きます。
ウグイスカグラ(スイカズラ科)
○ウグイスカグラ(スイカズラ科)Lonicera gracilipes var. glabra
山野に普通に生え,よく分枝して高さ1.5~3mになります。樹皮は縦に裂けてはがれ,灰黒色になります。一般には4~5月,本年枝の葉腋から長さ1~2cmの花柄をだして,淡紅色の花を普通1個まれに2個下垂します。花冠は長さ1~1.5cmの細い漏斗形で先端は5裂して平開します。液果は直径約1cmの楕円形で6月に赤く熟します。

参考図書:山渓カラー図鑑「日本の樹木」,山渓カラー図鑑「日本の野草」(山と渓谷社)

                  日本の野生植物(平凡社)

写真:宮内庁