皇居東御苑花だより

平成28年7月22日
写真 説明
サルスベリ(ミソハギ科)
○サルスベリ(ミソハギ科)Lagerstroemia indica
中国原産で江戸時代以前に渡来。高さは3~9mになります。幹はなめらかで淡褐色の薄い樹皮がはげ落ちたあとが白く特徴的です。7~9月,枝先に直径3~4cmの紅紫色または白色の花を次々に開きます。比較的花の咲いている期間が長いです。花弁は6個で丸くて,しわが多いです。
サンゴジュ(実)(スイカズラ科)
○サンゴジュ(実)(スイカズラ科)Viburnum odoratissimum var. awabuki
沿海地の山地に自生するほか,広く植えられます。高さは普通5~6m,大きいものは15mにもなります。葉は対生し,長さ8~20cmの長楕円形です。6~7月,枝先に大形の円錐花序をだして,白い花を多数つけます。核果は長さ7~8mmの楕円形で,赤色から藍黒色に熟します。
ムクゲ(アオイ科)
○ムクゲ(アオイ科)Hibiscus syriacus
別名はハチス。中国原産で生垣などによく植えられます。よく分枝して,高さ3~4mになります。7~10月,枝先に直径6~10cmの花を開きます。花は1日花で,普通紅紫色ですが白花や八重咲きなど多くの園芸品種があります。実は直径約 2.5cmの球形で,熟すと5裂して,長い毛のある種子を多数出します。
フヨウ(アオイ科)
○フヨウ(アオイ科)Hibiscus mutabilis
高知県南部,九州南部などの暖地の沿海地に自生します。高さ1~4mになり,葉は掌状に浅く3~7裂します。7~10月,枝の上部に淡紅色の花が咲きます。花は直径10~14cmの大輪で,1日でしぼみます。
ヤマユリ(ユリ科)
○ヤマユリ(ユリ科)Lilium auratum
高さ1~1.5mの日本特産のユリです。花期は6~8月。白い花の内側には赤い小点があり花は大輪で,直径15~20cmもあり強い芳香があります。りん茎は食用になります。
コオニユリ(ユリ科)
○コオニユリ(ユリ科)Lilium leichtlinii var. tigrinum
日当たりのよい湿り気のある山地に生える多年草です。高さ1~2mになります。りん茎はやや球形で白色をしており食べられます。オニユリのように葉の脇に珠芽がつきません。夏の頃,茎の先端に黄赤色の花をいくつかつけます。
ヤブミョウガ(ツユクサ科)
○ヤブミョウガ(ツユクサ科)Pollia japonica
山地の林内などに群生する多年草。根は白色で長く横にはいます。茎は50~90cmになり,葉を6~7枚集めてつけます。7~9月,白色で直径7~10mmの花をつけます。果実は青藍色に熟します。
アサザ(リンドウ科)
○アサザ(リンドウ科)Nymphoides peltata
北海道を除いた各地の池や沼に生える多年生の水草。根茎は水底の泥の中を横にはいます。葉は卵形または円形で長い柄があり,水面に浮かびます。葉の脇から数本の花茎を出し,黄色の花が開きます。
ヒメコウホネ(スイレン科)
○ヒメコウホネ(スイレン科)Nuphar japonicum
コウホネの小型種。浅い池や沼などに生える多年生の水草です。5~9月に長く直立した円柱形の花柄の先に黄色の花を1個上向きに開く。コウホネの名は,川に生え,根茎が白骨のように見えることから,河骨(コウホネ)となったといわれています。
アキカラマツ(キンポウゲ科)
○アキカラマツ(キンポウゲ科)Thalictrum minus var. hypoleucum
山野に普通に生える多年草。茎は高さ70~150cmになり,上部はよく枝分かれします。花期は7~9月。茎の先に淡黄白色の直径8mmほどの小さな花を多数つけます。
○オミナエシ(オミナエシ科)
○オミナエシ(オミナエシ科)Patrinia scabiosaefolia
秋の七草のひとつとしてあまりにも有名です。日当たりのよい草原などに生える多年草で,高さ1m内外になります。7~10月に,黄色の小さな花を多数つけます。秋の七草コーナーで見られます。
ミズヒキ(タデ科)
○ミズヒキ(タデ科)Polygonum filiforme
山野の林のふちなどに多い多年草。高さ 40~80cm。8~10月,細長い花穂をつけます。花弁はなく,4個ある萼片は卵形で赤く,下部は白い。花穂を上から見ると赤く,下から見ると白いから,紅白の「水引」に例えた名です。
キヌタソウ(アカネ科)
○キヌタソウ(アカネ科)Galium kinuta
和名は,柄のついた果実を砧(衣類をやわらかくするために使う槌)に見立てたものと言われます。山地の林下や,ふちなどに生える多年草。葉は4枚が輪生し,3本の縦の脈が目立ちます。7~8月に花冠が4裂した白い花が茎の上部に枝を分けて円錐状に多数つきます。

参考図書:山渓カラー図鑑「日本の樹木」,山渓カラー図鑑「日本の野草」(山と渓谷社)

                  日本の野生植物(平凡社)

写真:宮内庁