皇居東御苑花だより

平成29年7月21日
写真 説明
サルスベリ(ミソハギ科)
○サルスベリ(ミソハギ科)Lagerstroemia indica
中国原産で江戸時代以前に渡来しました。高さは3~9mになります。幹はなめらかで淡褐色の薄い樹皮がはげ落ちたあとが白く特徴的です。7~9月,枝先に直径3~4cmの紅紫色または白色の花を次々に開きます。比較的花の咲いている期間が長いです。花弁は6個で丸くて,しわが多いです。
ヤマユリ(ユリ科)
○ヤマユリ(ユリ科)Lilium auratum
高さ1~1.5mの日本特産のユリです。花期は6~8月で白い花の内側には赤い小点があり花は大輪で,直径15~20cmもあり強い芳香があります。りん茎は食用になります。
アキカラマツ(キンポウゲ科)
○アキカラマツ(キンポウゲ科)Thalictrum minus var. hypoleucum
山野に普通に生える多年草です。茎は高さ70~150cmになり,上部はよく枝分かれします。花期は7~9月です。茎の先に淡黄白色の直径8mmほどの小さな花を多数つけます。
オニユリ(ユリ科)
○オニユリ(ユリ科)Lilium japonicum
野原や田のあぜ道ばたなどに普通に見られる多年草です。花期は7~8月です。茎は1~2mになり暗紫色で若いときには白い毛があります。葉のわきには黒紫色のりん片からなるムカゴがつきます。茎の先端に直径10cmほどの大輪の花をいくつもつけます。
コオニユリ(ユリ科)
○コオニユリ(ユリ科)Lilium leichtlinii var. tigrinum
日当たりのよい湿り気のある山地に生える多年草です。高さ1~2mになります。りん茎はやや球形で白色をしており食べられます。オニユリのように葉の脇に珠芽がつきません。夏の頃,茎の先端に黄赤色の花をいくつかつけます。
ミナヅキ(ユキノシタ科)
○ミナヅキ(ユキノシタ科)Hydrangea paniculata f. grandiflora
ノリウツギの園芸品種です。円錐形に集まった花のガクだけが大きくなって,全部が飾り花になったもので,庭に植えられます。
セリ(セリ科)
○セリ(セリ科)Oenanthe javanica
春の七草のひとつで,若い芽は食用にされます。良い香りと歯ごたえは万人に好まれ,代表的な山菜といえます。湿地,水田,溝などに群生し,直立する長い花茎の先に,小型の複散形花序を出し,白色5弁の小さな花を開きます。和名は,新苗のたくさんでる様子が「競り合っている」ようだからついたといわれます。
ヤマハギ(マメ科)
○ヤマハギ(マメ科)Lespedeza bicolor var. japonica
山地に生え,高さ約2mになります。枝はほとんどしだれません。6~9月,葉のわきから紅紫色の蝶形花を開きます。
ムクゲ(アオイ科)
○ムクゲ(アオイ科)Hibiscus syriacus
別名はハチスといい,中国原産で生垣などによく植えられます。よく分枝して,高さ3~4mになります。7~10月,枝先に直径6~10cmの花を開きます。花は1日花で,普通紅紫色ですが白花や八重咲きなど多くの園芸品種があります。実は直径約2.5cmの球形で,熟すと5裂して,長い毛のある種子を多数出します。
ヤブラン(ユリ科)
○ヤブラン(ユリ科)Liriope platyphylla
山地の木陰に生える多年草です。根茎は太く短いです。葉は線形で長さ30~50cm,深緑色で光沢があります。8~10月,高さ30~50cmの花茎に,淡紫色の小さな花を多数つけます。果実は種子が露出し,直径6~7mmで紫黒色に熟します。和名はやぶに生え,ランの葉に似ていることによります。
ゴンズイ(実)(ミツバウツギ科)
○ゴンズイ(実)(ミツバウツギ科)Euscaphis japonica
山地に生え,高さ5~6m,高いものは8mになります。5~6月,枝先に円錐花序をだし,直径4~5mmの淡黄緑白色の花が多数咲きます。果実は半月状の袋果で赤く熟して裂けると,光沢のある黒い種子が現れます。
タラノキ(ウコギ科)
○タラノキ(ウコギ科)Aralia elata
日当たりのよい山野に普通生え,高さ3~5mになります。枝や葉に鋭い棘が多いです。8~9月,大形の複総状花序に直径3mmの小さな白い花が多数開きます。
キンミズヒキ(バラ科)
○キンミズヒキ(バラ科)Agrimonia pilosa
山野に多い高さ30~80cmの多年草です。茎や葉に毛が多く,葉は5~9枚の小葉からなります。花期は7~10月です。黄色の5弁花で細い花が穂になって多数咲きます。

参考図書:山渓カラー図鑑「日本の樹木」,山渓カラー図鑑「日本の野草」(山と渓谷社)

                  日本の野生植物(平凡社)

写真:宮内庁