令和6年1月18日
宮内庁総務課広報室
1月5日(金)から8日(月・祝)までの日程で、「令和6年 京都御所 新春の展示」を開催しました。この新春の展示は、令和4年から始まり、今回が3回目となります。今回の展示では、古来瑞鳥として愛でられてきた鶴の襖絵8面「群鶴松梅」を展示しました。
「群鶴松梅」の一般公開は今回が初めてで、展示した4日間で10,066人の来訪がありました。
展示の様子 |
【群鶴松梅】
中島来章 筆 安政2年(1855)製作
北面 |
西面 |
襖は安政2年に皇太子の御殿として御花御殿が建てられた際に製作されたものです。画中には、水辺に佇む鶴や飛翔する鶴が画かれており、北面では松が枝を広げ、西面では白梅が絵に華やぎを添えています。
筆者の中島来章(1796~1871)は、幕末の京都で大きな勢力を誇った円山派の中心人物で、雅号にも「鶴江堂」と鶴の文字を用いています。
御花御殿 | 上の間 |