桂離宮で観月会を実施しました。(桂離宮(京都市西京区))

令和5年11月7日
宮内庁総務課広報室


10月27日(金)、十三夜に、桂離宮において観月会を開催しました。

この観月会は、皇室の伝統や文化への理解を一層深めていただける催しとして、月と縁の深い桂離宮において、令和元年から毎年開催されており、今年も8月から9月にかけて全国から参加者を公募し、当選された64名のうち、55名が参加されました。参加者には、職員の案内を受けながら、苑路えんろを30分程度徒歩で回り、書院前や月波楼げっぱろう(茶屋)から十三夜を楽しんでいただきました。


当初は、小雨が降っており一部の方には月をご覧いただけませんでしたが、徐々に晴れ間が広がり、参加者からは、「月を見ることはできなかったですが、桂離宮での観月の風情を味わえました。」「雨が上がり、月が見られてよかったです。」「月波楼げっぱろうでの観月は感無量でした。」などの感想をいただきました。


※十三夜とは日本固有の風習で、旧暦9月13日の夜を指します。旧暦8月15日の「中秋の名月(十五夜)」から約1か月後のため、十三夜の月は「のちの月」とも呼ばれ、「中秋の名月」に並ぶ名月とされています。


観月会観月会
書院前での様子苑路えんろ(草の敷石)
観月会観月会
月波楼げっぱろうから松琴亭しょうきんていを撮影月波楼げっぱろうでの観月の様子

【桂離宮】

桂離宮は、平安時代から月の名所として知られていた桂の地(京都市の南西部)に、 1615年から約50年の歳月をかけて八条宮智仁親王はちじょうのみやとしひとしんのうとその子智忠親王としただしんのうによって造営された宮家の別荘です。創建以来、火災に遭うこともなく、往古の姿をほぼ完全な状態で今日に伝えています。


  ※毎週月曜日や年末年始、行事等のため支障のある日以外は、事前申込、当日申込により参観可能です。
   (詳細は、こちらをご確認ください。)

松琴亭御幸門
松琴亭しょうきんてい(桂離宮で最も格式の高い茶屋) 御幸門
桂離宮書院
書院(対岸苑路から見る)

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