所蔵資料詳細

円筒埴輪(えんとうはにわ)

円筒埴輪
大阪府堺市に所在する百舌鳥(もず)陵墓参考地から出土した円筒埴輪である。古墳時代中期以降,朝鮮半島から窯(かま)の構築方法が伝えられ,高温で埴輪を焼く技術が導入されたことにより,焼きものの表面に黒いススの斑点(はんてん)は見られなくなった。この埴輪にもススは見られず,窯で焼かれたものと考えられる。中央のもので高さ76.0㎝,幅38.0㎝。