特別国民体育大会にご臨場、併せて地方事情をご視察(鹿児島県)

天皇皇后両陛下は、鹿児島県において開催された特別国民体育大会にご臨場、併せて地方事情をご視察のため、ご即位後初めて同県を行幸啓になりました。

両陛下の鹿児島県へのご訪問は平成27年以来になります。

両陛下は、8年ぶりに二人揃って鹿児島県を訪れることができたことを、うれしく思われるとともに、今回の行幸啓に当たり、関係者の方々が念入りに準備を進められたことや、多くの鹿児島県民の方に温かく迎えていただいたことに感謝されました。


大会関係者 ご懇談

鴨池港フェリーターミナル

フェンシング競技 ご覧

有限会社南橋商事 ご視察



【令和5年10月7日(土)行幸啓1日目】


 鹿児島県立鴨池陸上競技場(白波スタジアム)(鹿児島市)

鹿児島県立鴨池陸上競技場(白波スタジアム)
入場する役員・選手団に拍手を送られる天皇皇后両陛下
鹿児島県立鴨池陸上競技場(白波スタジアム)
おことばをお述べになる天皇陛下
鹿児島県立鴨池陸上競技場(白波スタジアム)
役員・選手団入場

天皇皇后両陛下は、式典前演技「Heartbeat Kagoshima ~鹿児島の鼓動~」をご覧になり、次いで総合開会式にご臨席になり、天皇陛下がおことばをお述べになりました。

両陛下は、この大会を通じ、多くの選手の皆さんが、お互いに交流し、切磋琢磨しながら競技に精一杯取り組まれ、特別国民体育大会の後に開催される全国障害者スポーツ大会ともあいまって、スポーツがより広く普及し、発展していくことへの期待を示されました。

両陛下は、令和2年に開催される予定であった第75回国民体育大会が、新型コロナウイルス感染症の影響により、3年の時を経て特別国民大会として開催されることとなり、式典前演技及び総合開会式が、天気が心配される中で無事に行われたことを喜ばしく思われるとともに、スタジアムから目の前に桜島が美しく眺められたことをうれしく思われました。


【天皇陛下のおことば】特別国民体育大会総合開会式


【国民体育大会】

国民体育大会(国体)は、広く国民の間にスポーツを普及し国民の体力向上を図るとともに、地方スポーツの振興と地方文化の発展に寄与することを目的として、公益財団法人日本体育協会(現:公益財団法人日本スポーツ協会)が昭和21年に第1回大会を開催して以来、毎年開催される国内最大の総合スポーツ大会です。

(出典:スポーツ庁ウェブサイトhttps://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop07/list/1372074.htm

鹿児島県での開催は、昭和47年の第27回国民体育大会(太陽国体)以来、51年ぶりになります。


令和2年に開催される予定であった第75回国民体育大会は、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和5年に特別国民体育大会として開催することとなりました。

なお、令和6年に開催される佐賀大会から、国民体育大会の名称は国民スポーツ大会に改められます。



【令和5年10月7日(土)行幸啓1日目】大会関係者 ご懇談