いしかわ百万石文化祭2023(第38回国民文化祭及び第23回全国障害者芸術・文化祭)にご臨場、併せて地方事情をご視察(石川県)

第23回全国障害者芸術・文化祭「きらめく個性!全国障害者作品展」 ご覧

石川県立図書館 ご視察、第38回国民文化祭「石川ゆかりの朗読劇」ご覧


【令和5年10月15日(日)行幸啓1日目】

 いしかわ総合スポーツセンター(金沢市)


天皇皇后両陛下は、いしかわ百万石文化祭2023(第38回国民文化祭及び第23回全国障害者芸術・文化祭)の開会式にご臨席になり、天皇陛下はおことばをお述べになりました。その後、両陛下は、オープニングステージ「文化ぶんか絢欄けんらん:石川を流れる物語」をご覧になりました。

開会式
開会式にご臨席になる天皇皇后両陛下
おことば
オープニングステージ「文化ぶんか絢欄けんらん:石川を流れる物語」の様子

両陛下は、県内外から様々な文化芸術活動に携わっている方々を迎えて開会式が開催されたことを喜ばしく思われるとともに、個性ある多様な文化が育まれてきた石川の地で国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭が開催されることは大変意義深いとお感じになりました。

また、オープニングステージでは、石川の歴史や文化の歩み、人々の想いを未来へつないでいくメッセージが伝統芸能や和洋の音楽、手話パフォーマンス、映像が融合された形で表現され、とても見ごたえある舞台であったとお感じになりました。

天皇陛下は、オープニングステージの最後に野村萬斎氏がラヴェル作曲の「ボレロ」に合わせて舞われているのをご覧になり、ご自身が学習院大学OBオーケストラの演奏会で、金沢を本拠地とする楽団「オーケストラ・アンサンブル金沢」の創設に携わられた岩城宏之氏の指揮のもとでこの曲をお弾きになったことを懐かしく思い出され、感慨深く思われたご様子でした。


【いしかわ百万石文化祭2023】

第38回国民文化祭と第23回全国障害者芸術・文化祭の統一名称です。

国民文化祭は、観光、まちづくり、国際交流その他の各関連分野における施策と有機的に連携しつつ、地域の文化資源等の特色を生かした文化の祭典であり、伝統芸能や音楽、美術などの各種芸術、食文化などの生活文化等の活動を全国規模で発表、共演、交流する場を提供するとともに、文化により生み出される様々な価値を文化の継承、発展及び創造に活用し、一層の芸術文化の振興に寄与するものです。

全国障害者芸術・文化祭は、障害者の芸術文化活動への参加を通じて、障害者の生活を豊かにするとともに、国民の障害への理解と認識を深め、障害者の自立と社会参加の促進に寄与するものです。平成29年度の第17回大会から、国民文化祭と一体的に開催されています。


石川県での国民文化祭の開催は平成4年以来2回目で、全国障害者芸術・文化祭は初めての開催となります。


【天皇陛下のおことば】いしかわ百万石文化祭2023(第38回国民文化祭及び第23回全国障害者芸術・文化祭)開会式

ご交流
出演者とご懇談になる天皇皇后両陛下
ご交流
出演者とご懇談になる天皇皇后両陛下
ご交流
出演者とご懇談になる天皇皇后両陛下

天皇皇后両陛下は、開会式終了後、オープニングステージの出演者とご懇談になり、これまでの経験や日頃の活動等についてお聞きになり、今回のステージに向けて準備や練習を重ねて本番に臨んだ出演者の方々の熱意や努力をお感じになりました。


両陛下と会話をした出演者からは、
 心が癒されました。
 緊張はしたけれど、楽しくお話しできました。
といった感想が聞かれました。



【令和5年10月16日(月)行幸啓2日目】第23回全国障害者芸術・文化祭「きらめく個性!全国障害者作品展」 ご覧