主な式典におけるおことば(平成29年)

皇太子殿下のおことば

第62回青少年読書感想文全国コンクール表彰式
平成29年2月3日(金)(経団連会館)

 第62回青少年読書感想文全国コンクールで表彰を受けられた皆さん,おめでとうございます。
 私がこの表彰式に出席するようになったのは,平成2年からで,今回が2年ぶり14回目です。授賞式の後には,受賞者の皆さんとお話をする機会があり,私も楽しみにしていますが,毎回,出席した皆さんが,読んだ本について笑顔で生き生きと話してくれることが強く印象に残っています。
 今回も,皆さんが書かれた感想文の幾つかに目を通しました。皆さんがすばらしい本に出会い,本に導かれて物事を調べたり,深く考えたりしている姿や,本の世界を通じた体験により,自分以外の人々の心に思いを巡らせたり,あるいは,自分自身に深く問いかけたりしている光景が目に浮かびました。
 自分が感じ,考えたことを言葉にまとめ,文章にすることは簡単なことではなかったと思います。受賞された方々以外にも,感想文に取り組まれた多くの皆さんが,自分の得た感動や思いを人に伝えようと,苦心して言葉を紡いだ努力は,きっと,感想文を読んだ一人一人の心に届いたことでしょう。そして,その経験は,皆さんの中にも,貴重な財産としていつまでも残り,皆さんの豊かな人生につながっていくことでしょう。
 ところで,皆さんの中には,夏目漱石の「吾輩は猫である」や「坊っちゃん」などの作品を読まれた方もおられると思います。私は,最近,中学生・高校生の時以来,本当に久しぶりにこれらの作品を読む機会がありました。そうすると,中学生・高校生時代には分からなかったことや作品の持つ深みや面白みが,より分かってきたように感じました。優れた作品というものは,読む人の成長に合わせて,人生の折々に読んでみることによって,より深く内容が理解でき,新たに学ぶことができるのではないかと思います。皆さんも,是非,大人になったときに,子供時代に読んだ本の何冊かをもう一度手に取って読んでみてください。きっと新たな発見の喜びを見いだすことができるでしょう。
 今回のコンクールでは,430万編以上の作品が寄せられ,これは,全国の児童・生徒の3人に1人が応募したことになると伺いました。学校や家庭などで,読み聞かせを始め,子供たちの読書のための環境を整えたり,読書指導に当たったりされた多くの方々のご努力にも,心から敬意を表したいと思います。
 これからも,読書によって,若い人々が様々な知識を吸収しつつ,多くの感動を経験し,大きく成長されることを期待いたします。あわせて,このコンクールが一層発展していくことを願い,お祝いの言葉といたします。

第5回「日本医師会 赤ひげ大賞」表彰式
平成29年2月10日(金)(帝国ホテル)

 第5回「日本医師会 赤ひげ大賞」の表彰式に皆さんと共に出席できることをうれしく思います。
 この赤ひげ大賞は,地域住民に寄り添いながら,病気を治すだけではなく,健康の保持・増進といった日々の暮らしを守る活動を行う,かかりつけ医に光を当て,地域医療の発展を願って設立されたと聞いております。
 急速に高齢化が進む中,各地の医療現場では,離島や自然条件の厳しい土地で医師がいなかったり,都市部であっても病院が撤退したり,診療科が偏っているケースもあります。また,国際化が進む中で,経済的事情や言葉の壁により,十分な診察を受けることが困難な外国人も珍しくないと聞いています。
 今回の受賞者の方々は,使命感を持ってこのような困難な条件を乗り越え,それぞれの地域にとって無くてはならない存在として活躍されていると伺っており,そのたゆみない努力と取組に心から敬意を表します。
 また,本日の表彰式には,日本の医療の未来を背負う医学生の方々も出席されていると伺いました。受賞者の皆さんには,これまでの経験を次に続く若い方たちに是非伝えていただきたいと思います。
 「日本医師会 赤ひげ大賞」が,地域住民の診療や健康管理に携わる医師の方々の大きな励みになり,地域医療の更なる発展につながることを期待するとともに,この賞が末永く発展していくことを心から願い,私の挨拶といたします。

第8回アジア冬季競技大会(2017/札幌)閉会式
平成29年2月26日(日)(北海道立真駒内公園屋内競技場)

 第8回アジア冬季競技大会(2017/札幌)は,アジア・オセアニアの国と地域から,アジア冬季競技大会史上最大規模の選手や役員の方々の参加を得て,連日,熱い戦いが繰り広げられてきましたが,その余韻を残しつつ,本日,閉会することとなりました。
 大会開催地である札幌市,帯広市では,競技を通じて友好と交流の輪が大きく広がるとともに,ボランティアを含め,関係者の方々の努力と熱意がこの大会を支え,多くの感動と笑顔を生み出してきたことを大変うれしく思います。私自身も,開会式の翌日,白旗山でのクロスカントリースキー競技を観戦し,選手の皆さんが,最後まで精一杯健闘する姿に心を打たれました。
 アジア冬季競技大会が,今後とも子供たちに夢と希望を与え,冬季スポーツの発展や,国際的な友好と平和の促進に寄与する大会となることを願い,私の挨拶といたします。

ニホニウム命名記念式典
平成29年3月14日(火)(日本学士院会館)

 ニホニウム命名記念式典に,多くの関係者の皆さんと共に出席できることをうれしく思います。
 113番目となる新たな元素については,国立研究開発法人理化学研究所の森田浩介博士を中心とする研究グループが発見者として国際学会によって認定され,昨年11月には研究グループからの提案どおり,元素名が「ニホニウム」,元素記号は「Nh(エヌエイチ)」に正式に決定されました。
 私が高校2年生の時の化学の夏休みの宿題は,元素の周期表を30枚以上手書きで書くというものでした。大変な思いをして書いたその周期表に「ニホニウム」という日本の研究グループを発見者とする元素が一つ加わったということに感慨を覚えます。
 この輝かしい成果は,構想・準備から長い期間の試行錯誤を経て,10年近い年月をかけた実験によって得られたと聞いています。その間,加速器や検出器の開発に携わってきた技術者や,日夜を問わず実験を継続してきた科学者のたゆみない努力に対し,また,それらを支えてこられた関係者の理解と支援に対し,心から敬意を表します。
 人類は古代より,宇宙における物質,万物の根源たる究極的要素がどのように作られ,存在してきたのか,その謎の解明に大きな関心を寄せ,探求してきました。1930年代に加速器が登場してからは,新しい元素を人工的に作り出すことができるようになりました。
 そうした中で,今回の113番元素「ニホニウム」は,理化学研究所の重イオン加速器施設において,亜鉛のビームをビスマスに衝突させて合成されたと伺っています。日本の研究グループにより合成・発見された元素が周期表の一席を占めることは,科学史上初めてのことです。これは,日本の科学技術が,世界の第一線にあるということの(あかし)であり,同時に,これからの未来を担う若い人たちにとっても大きな励みになると思います。
 研究グループの皆さんは,119番以降の更なる新元素探索に向けて,次の挑戦を始められていると聞いています。元素は,物質からなるこの世界の構成要素であり,これを探求することは,人類の科学の基礎をより豊かにするものです。このような基礎研究の更なる深化が,科学技術と社会の発展に大きく貢献することを期待しています。
 終わりに,本日の式典を一つの契機として,科学技術が今後とも国境を越え,人々の協力によって発展し,世界人類の将来にとって有益なものとなることを願い,式典に寄せる言葉といたします。

第50回アジア開発銀行年次総会開会式
平成29年5月6日(土)(パシフィコ横浜)
【実際のおことばは,英語で述べられています。こちらのページでは,和訳したものを掲載しています】

議長,
総裁,
各国総務各位,
御列席の皆様,

 第50回アジア開発銀行年次総会が,約160年前の開港以来,世界への窓口として発展してきた,ここ横浜において開催されることを大変喜ばしく思います。
 私は,20年前の福岡総会,10年前の京都総会にも参加の機会を得ました。そして本日,これまでのアジア開発銀行の功績を振り返り,アジア・太平洋地域の未来を議論するこの記念すべき年次総会に,再びこうして皆様と共に出席できることを,心よりうれしく思います。
 アジア開発銀行の創立総会が東京で開催された50年前,アジア・太平洋地域は世界の中で最も貧しい地域の一つでした。その後の半世紀の間,この地域の国々は,経済発展や貧困削減において大きな進展を成し遂げましたが,その際,アジア開発銀行は,加盟国に寄り添い,様々な分野において積極的な支援を行ってきました。ここに,加盟諸国の努力並びにアジア開発銀行がこれまで果たしてきた大きな貢献に対し敬意を表します。
 しかしながら,この地域には,今もなお3億人を上回る人々が貧しい生活を余儀なくされており,持続的で包摂的な成長を通じた貧困削減は引き続き重要な課題です。このほかにも,この地域は,電力供給網や交通施設を始めとするインフラの整備,自然災害や気候変動への対応といった様々な課題に直面しています。こうした課題に対処するために,アジア開発銀行が一層重要な役割を果たすことを期待しています。
 この度の年次総会のテーマは,「ともにひらく,アジアの未来」であると聞いています。この言葉のとおり,世界から横浜にお集まりになられた参加者が英知を結集して諸課題の克服に取り組み,アジアの未来を共に切り開くことを願い,私の挨拶といたします。

第28回全国「みどりの愛護」のつどい
平成29年6月10日(土)(北陸電力会館本多の森ホール)

 第28回全国「みどりの愛護」のつどいが,ここ兼六園周辺文化の森において開催されるに当たり,日頃から緑の愛護活動に携わっておられる皆さんと共に出席できることをうれしく思います。
 我が国は,緑豊かな環境の中で,四季折々に姿を変える美しい自然の恵みを受け,数多くの文化を生み,育んできました。石川県も,日本海に突き出た能登半島から長大な砂浜海岸が続く加越沿岸に至る海岸線や,霊峰白山から日本海に流れる手取川の扇状地を中心に広がる加賀平野など,多様な自然環境に恵まれています。また,そのような豊かな自然環境や長い歴史の中で,輪島塗や山中漆器,加賀友禅,九谷焼など多岐にわたる伝統工芸や能楽,邦楽,日本舞踊を始めとする伝統芸能などの文化が育まれ,現在もなお脈々と受け継がれています。
 豊かな緑は,私たちの暮らしにゆとりと潤いをもたらします。また,地球温暖化の防止や生物多様性の保全などの様々な環境問題を改善するとともに,災害の防止にも大きな役割を果たしています。
 貴重な緑と,その緑を源とする清らかな水を守り,更に新たな緑を創り出し,育てていくためには,多くの人々がその大切さを理解し,幅広く運動に参加することが重要です。ただ今表彰を受けられた方々の緑の愛護活動への取組は,大変意義深いものであり,皆さんの努力に対し深く敬意を表します。
 終わりに,今回のつどいにおいて,全国から参加された皆さんが相互に交流を深め,緑を守り創り育てる心を新たにされるとともに,緑豊かな環境づくりが一層発展することを願い,私の挨拶といたします。

第53回献血運動推進全国大会
平成29年7月12日(水)(秋田県立武道館)

 挨拶に先立ち,この度の福岡県・大分県等の大雨による災害で亡くなられた方々に心から哀悼の意を表しますとともに,ご遺族と被災された方々にお見舞いを申し上げます。被災地での救援と復旧の作業が速やかに進むことを願っております。
 全国各地から参加された皆さんと共に,第53回献血運動推進全国大会に出席できることをうれしく思います。
 医療活動に欠くことのできない献血は,400ミリリットル献血や成分献血を中心に,昨年は延べ484万人の方々の協力により,血液製剤を必要とする全国の患者さんに滞りなく届けられたと聞いています。
 これも,本日ここに表彰を受けられた方々を始め,献血運動の推進に尽くしてこられた関係者の皆さんの努力と,国民一人一人の献血への理解と協力があって成し得たことであると思います。
 近年,少子高齢化が進み,献血可能な年代の人口が減少している中で,血液製剤を将来にわたり安定的に供給するため,未来を担う若い方々の献血への理解と積極的な協力が求められています。
 このため,日本赤十字社では,小・中学生や高校生に献血の大切さを知ってもらうため学校に出向いて行う「献血セミナー」の回数を増やしてきているほか,新たに成人を迎える若者を中心に呼び掛ける「はたちの献血」キャンペーンを実施するなど,特に10代,20代の献血者を増やすための活動に力を入れていると聞いています。
 今日午前中に立ち寄った献血推進活動の現場では,秋田県学生献血推進協議会の皆さんが,「サマー献血キャンペーン」の一環として,竿燈(かんとう)まつりで使用する提灯(ちょうちん)などを,熱心に工夫を凝らして製作している姿を見て,大変心強く思いました。
 こうした取組が,実り多いものとなることを期待するとともに,献血に対する社会全体の理解が更に深まることを希望します。
 ここ秋田での大会を契機に,国民の生命と健康を守る献血運動の輪が大きく広がることを願い,大会に寄せる言葉といたします。

平成29年度全国高等学校総合体育大会総合開会式
平成29年7月28日(金)(山形県総合運動公園総合体育館)

 挨拶に先立ち,この度の平成29年7月九州北部豪雨により亡くなられた方々に心から哀悼の意を表しますとともに,ご遺族と被災された方々にお見舞いを申し上げます。また,東北地方などでも大雨による被害が出ていますが,被災地の復旧が一日も早く進むことを願っています。
 平成29年度全国高等学校総合体育大会「はばたけ世界へ 南東北総体 2017」が,全国各地から多数の参加者を迎えて,出羽三山,山寺や最上川など,美しい自然に恵まれ,豊かな歴史や文化を育んできた,ここ山形県を始め,宮城県,福島県の南東北三県と和歌山県で開催されることを喜ばしく思います。
 選手の皆さんには,厳しい暑さの中,体調管理に十分気を付けられ,日頃鍛えた力と技を発揮し,お互いに友情を育むとともに,地域の方々とも交流を深め,高校生活の良い思い出をつくってください。
 そして,選手の皆さんの活躍と地元高校生の協力により,この大会が実り多いものとなることを期待します。
 皆さんのご健闘を心からお祈りします。

第32回国民文化祭・なら2017,第17回全国障害者芸術・文化祭なら大会
平成29年9月2日(土)(東大寺大仏殿)

 「第32回国民文化祭・なら2017」・「第17回全国障害者芸術・文化祭なら大会」のオープニング「開会式」に,皆さんと共に出席できることをうれしく思います。
 奈良県は,多くの文化財と美しく豊かな自然景観に恵まれた地であり,仏教を始め様々な文物が外国からもたらされ,日本古来の文化と交流・融合を果たし,今に続く日本文化の源が生み出されました。
 この奈良の地において,全国各都道府県,さらには海外からも,様々な文化活動に取り組まれている方々を迎え,国民文化祭及び全国障害者芸術・文化祭が開催されることは,誠に喜ばしいことであります。関係者の皆さんが開催のために払われた努力に対し,心から敬意を表します。
 特に今回は,これまで別々に開催されていた両祭典を,全国で初めて一体的に開催されると伺っており,様々な文化・芸術活動に共に参加することを通じて,障害のある方とない方の交流が深まることを期待しています。
 奈良県では,「日本文化の源流を探る」,「文化の今を楽しむ」,「文化芸術立国の礎を築く」,「障害のある人とない人の絆を強く」の4つのテーマの下,県内各地で広範な分野にわたる文化・芸術行事が開催され,奈良県が発祥といわれる能や相撲などの伝統文化,社寺と連携した行事など,多彩な取組が行われることになると伺っています。
 このような取組を通じて,地域や世代を超えた幅広い交流の輪が広がり,人と人の絆が深まるとともに,地域の伝統芸能や文化を再認識しつつ,新たな文化を創造していく場として,「国民文化祭・なら2017」・「全国障害者芸術・文化祭なら大会」が大きな成功を収めることを願い,私の挨拶といたします。

LAWASIA東京大会2017開会式
平成29年9月19日(火)(ホテルニューオータニ)
【実際のおことばは,英語で述べられています。こちらのページでは,和訳したものを掲載しています】

 ローエイシア東京大会2017が,アジア・太平洋地域の多くの法律家の皆さんの参加を得て開催されることを,誠に喜ばしく思います。
 ローエイシアが,1966年の創立以来半世紀を超えて,法律に携わる方々の相互交流と友好を促進する活動を続けられていることは,大変意義深いものと考えます。
 2003年のローエイシア東京大会でも述べましたが,近年,アジア・太平洋地域は目覚ましい経済発展を遂げました。また,最近では,ITやAIに代表される高度な情報技術の発達にも目をみはるものがあります。本大会で地域の法律関係者が一堂に集い,このような変化に対応するための法的基盤の整備を始め,当面する様々な課題について意見を交換することは,誠に時宜にかなったことです。
 また,本大会と合わせて,各国の最高裁判所長官が集い,公正で中立な司法制度の確立のため,地域の司法や裁判所に関し幅広い観点から議論することも,大変意義深いものと考えます。
 本大会に集われた方々が,大会への参加を通じて,相互理解と友好を一層深められ,そのことが,人々の将来に明るい展望を開く法の支配の確立への更なる一歩となることを期待して私の挨拶といたします。

BBS運動発足70周年記念式典
平成29年9月23日(土)(国立オリンピック記念青少年総合センター)

 BBS運動発足70周年記念式典に出席し,全国各地のBBS会員の皆さんと共にお祝いできることを,うれしく思います。
 我が国のBBS運動は,戦後間もない混乱期に,町にあふれる孤児に心を痛めた青年たちによって発足しました。以来,今日に至るまで,皆さんは,常に「友愛とボランティア精神」をもって,非行を始め様々な困難を抱える少年の良き“ともだち”として,少年たちに同じ目の高さで寄り添い,その立ち直りを支えてこられました。皆さんの情熱とたゆまぬ努力により,こうしたBBS運動が今日まで連綿と受け継がれてきたことは大変意義深いことであり,長年にわたる皆さんの努力と熱意に深く敬意を表します。
 少年をめぐっては,近年,非行に加え,いわゆる「子どもの貧困」が社会的問題となっているほか,家庭での虐待,いじめや不登校などの問題が増えてきており,少年を取り巻く環境は,複雑化・多様化している状況にあります。我が国の未来を担う少年の健全な育成が,従来にも増して重要になっている今日,BBS会員である皆さんの活動には,ますます大きな期待が寄せられていくものと思います。困難に直面している少年の一人一人が心豊かに成長を遂げ,社会に羽ばたいていくことができるよう,今後のBBS運動の更なる充実・発展を願っています。
 終わりに,本日多年の功績により表彰を受けられた方々に心からお祝いを申し上げるとともに,ここに集われた皆さんが,今後とも少年たちの良き兄,良き姉として活躍されることを期待しています。

科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)第14回年次総会閉会式
平成29年10月3日(火)(国立京都国際会館)
【実際のおことばは,英語で述べられています。こちらのページでは,和訳したものを掲載しています】

御列席の皆様

 本日まで3日間にわたり,世界中から多くの著名な方々が一堂に会し,実りある討議が行われ,ここに科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム第14回年次総会が,成功()に閉会することを大変喜ばしく思います。
 今回は,2004年にこのフォーラムが開設されて以来,私自身5回目の参加となります。これまで13年にわたり科学技術の「光と影」や人類の持続可能性に関わる諸問題について活発な討議が続けてこられたことは,大変意義深いものと思います。このフォーラムの開催に携わってこられた多くの関係者,そして参加者の尽力に深く敬意を表します。
 このフォーラムでは,昨今急速に発達しているゲノムエンジニアリングなどのライフサイエンスやインターネット,人工知能など,将来の社会の在り方に大きなイノベーションを起こす多くの科学技術の進歩とその普及に伴い発生する様々な問題についても議論されたと聞いています。イノベーションの光の面だけでなく,多方面から議論することは大切なことです。また,私たちは今朝,多くの国から参加した将来を担う若者たちが,ノーベル賞受賞者との対話を通じて大きく触発されたという話を伺うこともでき,大変頼もしく感じました。
 人類の将来に目を向けると,気候変動やエネルギー,食料や水の問題など,人類が直面する様々な課題について,20年,30年先のみならず,より長期的な展望の下に,科学技術の専門家だけでなく,産業界や学術界,行政のリーダーたちが,学際的なネットワークを構築しつつ,地球規模の課題を自分のものとして議論をすることが必要です。
 ここ京都において毎年開かれているこの会議が,世界の指導者たちの英知を結集し,今後とも地球の未来のため,人類の持続的発展に向けて,科学技術をどう扱うかを議論し,世界人類の将来にとって有益なものとなることを心より願い,私の挨拶といたします。
 御静聴ありがとうございました。

日デンマーク外交関係樹立150周年記念公式祝賀
平成29年10月12日(木)(ホテル雅叙園東京)
【実際のおことばは,英語で述べられています。こちらのページでは,和訳したものを掲載しています】

 フレデリック皇太子殿下,メアリー皇太子妃殿下,
 御列席の皆様,

 本日は,日本とデンマークの外交関係樹立150周年という大切な節目を記念する式典に御招待いただいたことに感謝いたします。改めまして,フレデリック皇太子殿下及びメアリー皇太子妃殿下の御訪日を,心から歓迎いたします。
 両殿下には,本年6月に私がデンマークを訪問した際に大変温かくお迎えいただき,また,様々な行事にお出ましいただくとともに,晩餐にも御招待いただくなど,とても丁重にもてなしていただきました。訪問中は,すばらしい天候にも恵まれ,デンマーク王室と我が国皇室にゆかりのある品々やデンマークと日本が協力して造り上げた風力発電機などを目にし,これまで日本とデンマークが150年間を掛けて築き上げてきた友好関係を実感するとともに,両国の強い(きずな)が今後も継続していくであろうことを確信しました。
 一昨日,フレデリック皇太子殿下は,東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県東松島市を再び御訪問になりました。大震災発生直後の2011年6月に同市を慰問された際,現地の人々がどれほど励まされたことでしょうか。今回は,当時一緒にサッカーをした子供たちとも再会されたと伺っており,震災直後の御訪問で芽生えた友好の(きずな)が,今でも強く続いていることを大変うれしく思います。また,メアリー皇太子妃殿下には,同じ日に千葉県のふなばしアンデルセン公園を御訪問になりました。同公園への御訪問は今回で2度目とのことで,12年前にお会いになった子どもたちとも再会されたと伺いました。私は150周年の名誉総裁でありながら,まだ同公園を訪れたことがありませんので,いつか時間を見つけて訪問し,妃殿下に追いつきたいと思っております。
 最後に,我が国とデンマークの友好親善関係の一層の進展,そして,フレデリック皇太子殿下及びメアリー皇太子妃殿下並びに御列席の皆様の御多幸と御繁栄を心よりお祈りしたいと思います。

 ありがとうございました。

第18回世界肺癌学会議開会式
平成29年10月15日(日)(パシフィコ横浜)
【実際のおことばは,英語で述べられています。こちらのページでは,和訳したものを掲載しています】

第18回世界肺癌学会議共同議長 浅沼教授,パク教授,
御列席の皆様

 本日,第18回世界肺癌学会議の開会式に,皆さんと共に出席できることを,大変うれしく思います。
 この会議は,基礎医学,公衆衛生学,臨床医学の英知を結集することにより,世界的に難治癌とされる疾病,すなわち肺癌に取り組み,肺癌診療のレベルを向上させ,もって一人でも多くの患者を救うことにつなげていくことが目的であると承知しています。近年,特に分子生物学や,免疫学の分野での進歩が,臨床における治療結果の向上につながり,多くの患者もその恩恵を享受してきていると伺っており,とてもうれしく思います。
 世界各地からこのように多くの研究者の皆さんが一堂に会して,研究の成果を発表し,共有し合う姿は,現在,肺癌の治療を受けられている多くの患者とそのご家族にとって,とても心強く映ることでしょう。同時に,今回の会議開催中,数多くの患者支援プログラムや啓発プログラムが実施されることにも勇気づけられるものと思います。
 本会議のテーマは,"Synergy to Conquer Lung Cancer" (力を結集して肺癌を撲滅しよう)であります。まさにこのテーマが示すとおり,国境や地域,専門分野,職種をまたいだ皆さんの(せっ)()(たく)()こそが,肺癌診療の新たな進歩をもたらす原動力となると思います。
 今後の皆さんのますますのご活躍を祈念し,私の挨拶といたします。

第44回「日本賞」教育コンテンツ国際コンクール授賞式
平成29年10月18日(水)(NHK放送センター)

 第44回を迎えた「日本賞(にっぽんしょう)」授賞式に,世界各地の皆さんと共に出席できることをうれしく思います。
 豊かで希望に満ちた未来を築くために,教育が果たす役割はますます重要になってきています。私は,1989年から「日本賞(にっぽんしょう)」の授賞式に出席してきましたが,世界の教育コンテンツの発展とそれを支える制作者の努力に,毎回深い感銘を受けてきました。技術の進歩とともに次々と新しい手法が生み出され,それを教育に活用していくために制作者が創意工夫を重ねていく,その旺盛な表現意欲にいつも驚かされてきました。これまで賞に関わってこられた皆さんの熱意と努力に対し,深く敬意を表します。
 今年の「日本賞(にっぽんしょう)」では,コンクールで優秀作品を選ぶ一方,多様化する現代社会の中で,人間同士が相互理解を深めるための教育の価値についても,活発な議論が交わされたと聞いています。このように,皆さんが世界中から知識や経験を持ち寄り,未来に向けて対話を積み重ねていかれることは,誠に意義深いことです。
 皆さんが,この成果を持ち帰り,更に豊かな教育コンテンツを作り出され,教育コンテンツの持つ力によって国際的な理解と協力に貢献するという「日本賞(にっぽんしょう)」の目的が果たされることを願い,私の挨拶といたします。

中学校教育70年記念式典
平成29年10月19日(木)(東京国際フォーラム)

 中学校教育70年記念式典に,全国から参加された皆さんと共に出席することをうれしく思います。
 昭和22年の学制改革により義務教育が延長され,新制中学校が発足しましたが,このような教育の充実は戦後の復興と社会の発展に大きく寄与し,大変意義深いものであったと思います。
 それから70年,科学技術の目覚ましい進歩や経済の発展により,国民の生活は豊かなものになりました。このために我が国の教育が果たした役割は極めて大きく,関係者の皆さんが学校教育に力を尽くされたことに深い敬意を表します。
 また,この10年の間に,東日本大震災など大きな自然災害が発生し,御苦労をされた先生方や子供たち,学校関係者も多くおられることと思います。被災された学校を始め,被災地の一日も早い復興を願っています。
 教育は,国民一人一人が,その持てる力を伸ばし,豊かな人生を送るとともに,我が国及び国際社会の平和と発展に貢献する上で,誠に大きな役割を担っています。取り分け中学校教育は,義務教育の最後の段階として,将来を担う子供たちが社会で自立して生きていく基礎を培う大切な時期に行われるものです。私自身にとっても,中学校で受けた3年間の教育は大変有意義なものでありましたし,学業の面のみならず,友人たちと一緒に充実した学生生活を送ったことが懐かしく思い出されます。
 中学校教育に携わる皆さんが,心の触れ合う学校教育の実践を大切にしつつ,教育に対する国民の期待に応えていかれることを願い,お祝いの言葉といたします。

第20回全国農業担い手サミットinこうち
平成29年10月24日(火)(高知県立春野総合運動公園体育館)

 「第20回全国農業担い手サミットinこうち」に,全国各地から参加された皆さんと共に出席できることをうれしく思います。
 農業は,食料の生産と供給を通じて,人々の暮らしと健康を支えています。また,水源の(かん)養などを通じて,国土や自然環境を保全し,緑豊かな魅力ある景観をつくり出すとともに,それぞれの地域で特色ある文化を育んできました。同時に,農業は,台風や豪雨といった天候の変化の影響を受けやすいという特徴もあります。
 皆さんが,このような大切な役割を果たす農業を担い,地域のリーダーとして,農業・農村の発展に日頃から意欲的に取り組まれていることを,大変心強く感じます。また,今回の台風21号により被害を受けられた方も全国各地におられると伺い,お見舞い申し上げますとともに,一日も早い復旧を願っております。
 ここ高知県は,夏・冬通して温かく,また,日照時間も長いという自然条件をいかし,水稲,野菜,果樹,花き,畜産などの農業が展開されており,なかでも耕地を集約的に利用する生産効率の高い施設園芸が盛んであると伺っております。また,高齢化の進行や農業の担い手の減少などの課題に対応するため,高知県では,各産地や地域が主体となり,新たな就農者を確保する取り組みにも力を入れていると聞いております。
 全国から農業の担い手の皆さんが集まり,「集え!担い手 動き出せ未来へ」のテーマの下,ここ高知県から発信される元気な農業の実践を目指し,互いの情報や知識を交換し合い,将来あるべき姿について議論されることは,日本の農業と各地域の発展のために,誠に意義深いことと思います。
 農業を取り巻く環境が大きく変化する中,このサミットを契機に,活力のある農業の実現に取り組む,農業の担い手である皆さんの輪が広がり,日本の農業が将来に向けて力強く発展していくことを願い,私の挨拶といたします。

GEA国際会議2017開会式
平成29年10月26日(木)(ザ・キャピトルホテル東急)

 国内外から多くの参加者を迎え,GEA(地球環境行動会議)国際会議2017が開催されることを,うれしく思います。
 気候変動による影響は,既に世界各地で顕在化しつつあります。今後,世界の平均気温が更に上昇することで,水資源や食料生産,自然災害,生態系,人の健康などへの深刻な影響が懸念されます。例えば,我が国においても大雨の降る日数が増加傾向にあり,将来的には,大雨や短時間の豪雨の発生頻度が全国的に一層増加すると予想されています。また,昨年夏には,沖縄地方沿岸を含む広い海域において,夏季の高水温が主な原因と考えられる大規模なサンゴの白化現象も発生しています。
 2015年9月には国連において2030年を見据えた「持続可能な開発目標」が採択されました。世界全体がこの新たな持続可能な開発目標に向けた取組を本格的に推進していくことが求められている状況において,私たち一人一人が,私たちの望む未来に向けてどのように行動するかが問われています。
 このような中で,「脱炭素社会実現に向けた新たな戦略の構築~持続可能な社会のための変革と行動~」をテーマとした本会議は,持続可能な開発に向けて世界の(えい)智を結集する貴重な機会です。この会議では,持続可能な開発目標,気候変動対策に関する国や企業の戦略,科学技術や金融の果たす役割などについて,様々な分野の専門家を迎え,議論が行われると聞いています。
 この会議で,私たちと,私たちの子孫,そして全ての生き物が,いつまでも地球環境の恵みを享受することができるような未来に向け,活発な議論が行われ,世界に向けて発信されることを期待しています。そして,持続可能な社会の構築に向け,具体的な取組が更に進むことを願い,私の挨拶といたします。

第17回全国障害者スポーツ大会開会式
平成29年10月28日(土)(愛媛県総合運動公園陸上競技場)

 第17回全国障害者スポーツ大会「()(がお)つなぐえひめ大会」の開会式に,全国各地から参加された多くの選手,役員,そして開催地である愛媛県の皆さんと共に出席できることを大変うれしく思います。
 選手の皆さんには,日頃の練習の成果を思う存分に発揮して,大いに活躍していただきたいと思います。また,豊かな自然や多彩な歴史・文化を有し,魅力あふれるここ愛媛の地で,選手同士はもちろん,たくさんのボランティアの方々や,応援に来られる地域の皆さんと出会い,交流を深めてすばらしい思い出を作ってください。
 今年で17回目を迎えたこの大会は,我が国の障害者スポーツの普及・振興に大きく寄与してきました。本日から開催される「()(がお)つなぐえひめ大会」を契機として,障害者スポーツがより一層発展するとともに,障害者に対する理解が更に広がることを希望します。また,この大会に参加された皆さんの中から,3年後の東京パラリンピックに向けて力強く羽ばたく選手が数多く誕生することを期待しております。
 終わりに,この大会の開催を支えてこられた全ての方々の努力に心から敬意を表するとともに,「君は風 いしづちを駆け 瀬戸に舞え」のスローガンの下,参加する全ての皆さんが活躍される大会になることを願い,私の挨拶といたします。

コスモス国際賞25周年記念のつどい・シンポジウム
平成29年11月10日(金)(国際連合大学)

 「コスモス国際賞25周年記念のつどい・シンポジウム」に,皆さんと共に出席できることをうれしく思います。
 「自然と人間との共生」という国際花と緑の博覧会の理念を発展させるため,全地球的な観点から,自然と人間との関わりに新しい光を当ててきたことに特色のある「コスモス国際賞」は,大変意義のあるものであり,これまで植物学,動物学,海洋生物学,生態学,文化人類学など,様々な分野の方々が受賞されてきました。四半世紀の歴史を重ねてきた,「コスモス国際賞」の理念への理解が,今後,国内外で一層広まることを期待しています。
 また,この度「コスモス国際賞」を受賞されたジェーン・グドール博士に,心からお祝いを申し上げます。グドール博士は,長年にわたる野生チンパンジーの生態の解明を通じて人間の本性の進化的起源を明かされました。また,チンパンジーの保全のための活動も行うなど,地球的視点に立った生命体相互の関係性や統合性についての理解を促進する上で大きな貢献をされてきていると伺っており,深く敬意を表します。
 終わりに,グドール博士の今後のますますの御活躍と「コスモス国際賞」の発展を願い,私の挨拶といたします。

世界科学館サミット2017開会式
平成29年11月15日(水)(日本科学未来館)
【実際のおことばは,英語で述べられています。こちらのページでは,和訳したものを掲載しています】

 世界科学館サミット2017が,国内外から多くの関係者の参加の下に開催されることを,誠に喜ばしく思います。
 科学館はこれまで,参加型,探求型の学習を推進することで,将来を担う子供たちを始めとする人々の科学に対する理解を深める上で大きな貢献をしてきたものと承知しています。
 今日,世界は地球温暖化や,渇水や洪水などの自然災害のリスクの増加,感染症など多くの課題に直面しています。このような多岐にわたる地球規模の課題に対し,新しい科学的知識や技術が解決に貢献することが期待されています。同時に,それらの知識や技術が広く活用され,世界全体が恩恵を共有するためには,国・地域,分野を越えた協働が求められています。さらに,世代を越えて知識や技術を継承し,発展させていくことも重要です。そのために,科学館が,科学や技術と社会の多様な人々をつなぎ,未来に向けた行動を促す場となることの重要性も大きくなっているものと考えます。
 こうした中で,1996年以来3年に1度行われてきた世界科学館会議が,前回2014年のベルギーでの開催に当たり,企業や研究機関,行政機関等のより多くの分野の関係者の参加を得て,サミットとして生まれ変わり,科学館やその関係機関の役割について,国や分野の枠を越えて議論する場となったことは,時宜にかなったものであったと考えます。
 本サミットに先立ち,世界の科学館ネットワークは,国連の「持続可能な開発目標」の達成に向けた科学館の行動指針をまとめた「東京プロトコール」を採択したと聞いております。本サミットにおいて,様々な取組が共有され,活発な議論を通じ新たな展望が開かれることを希望します。
 終わりに,本サミットに集われた方々が,相互理解と友好を深め,持続可能な未来に向けた展望と方途を共有するとともに,より良い社会の実現に貢献する更なる一歩を踏み出すことを期待して,私の挨拶といたします。

第41回全国育樹祭
平成29年11月19日(日)(香川県満濃池森林公園)

 第41回全国育樹祭が全国各地から多くの参加者を迎え,ここ香川県満濃池森林公園で開催されることをうれしく思います。
 香川県は,県土に占める森林の割合は約半分で,南部を讃岐山脈に抱かれ,林業関係者を始め,多くの県民が森づくりに参加し,身近にある緑を守り,いかしてきたと聞き,喜ばしく思います。
 森林は,豊かな国づくりの基礎であり,国土の保全や水源の(かん)養,木材を始めとする林産物の供給など多面的な機能を果たすことにより人々の暮らしを豊かにしてきました。また,地球温暖化防止や生物多様性の保全など,良好な地球環境を保つ上で大きな役割を果たすことも注目され,期待されています。
 こうした森林の大切さを思うとき,緑を守り,育んできた技術や文化を次の世代に引き継いでいくことは,今を生きる私たちに課せられた大きな役割であり,近年,企業やボランティア団体などによる自主的な森林整備活動の取組が広がっていると聞き,心強く思います。
 昭和63年にこの地で開催された第39回全国植樹祭からおよそ30年の歳月が経過し,天皇皇后両陛下が皇太子同妃両殿下時代に昭和天皇の御名代としてお手植えになりましたヒノキやクロガネモチが健やかに育っている姿に感慨を覚えます。
 本日表彰を受けられる方々を始め,日頃からそれぞれの地域において,国土の緑化に尽力されている全国の皆さんに敬意を表するとともに,そうした活動が,これからもより多くの人々に支えられ,更に発展していくことを期待します。
 終わりに,この大会のテーマである「森を育てる豊かな暮らし 森が育む確かな未来」にふさわしく,森と共にある豊かな暮らし,そして豊かな未来が,ここ香川の地から全国へと大きく広がっていくことを願い,私の挨拶といたします。