秋篠宮家のご活動

「平成27年度(第24回)ブループラネット賞」表彰式典及び祝賀パーティーにご臨席になる秋篠宮同妃両殿下
(写真:旭硝子財団)

秋篠宮殿下は,平成2(1990)年6月29日,ご結婚に伴い,独立の生計を営まれることになり,秋篠宮の称号を今上陛下より賜りました。

殿下は妃殿下とご一緒に,新年祝賀の儀をはじめとする宮中の儀式および行事に参列されています。

両殿下は,国内各地で開かれている各種の公的行事にご臨席になっています。主なものとして,海フェスタ,日本水大賞・日本ストックホルム青少年水大賞,全国高等学校総合文化祭,福岡アジア文化賞授賞式,国民体育大会,全国都市緑化祭などがあり,その折に当該地方事情を視察されています。また,平成25(2013)年8月には,「2013年京都国際地理学会議」開会式にご臨席になりました。

平成27(2015)年からは, “こどもの日”や“敬老の日”にちなんだ施設ご訪問を,天皇皇后両陛下から皇太子同妃両殿下とともに両殿下が引き継がれました。

宮邸における公的なご活動として,両殿下は国内外の要人,様々な領域の専門家,外国よりの研修団などにお会いになっています。

近年における両殿下の外国への公式訪問としては,平成26(2014)年1月から2月に外交関係樹立140周年の機会にペルー及び移住協定発効50周年の機会にアルゼンチンを,平成26(2014)年6月から7月に外交関係樹立50周年の機会にザンビアを,国際親善としてタンザニアを,平成26(2014)年10月に支倉使節団訪墨400周年記念:日墨交流年の機会にメキシコを,国際親善としてグアテマラを,平成27(2015)年10月から11月に外交関係樹立120周年の機会にブラジルを,平成28(2016)年5月に国交樹立150周年の機会にイタリアを,それぞれご訪問になりました。また,殿下は,平成25(2013)年2月に故カンボジア前国王陛下のご葬儀に参列されました。

様々な公的なご活動をされる傍ら,殿下は家禽類についての研究をされています。主なテーマは鶏の家禽化過程,すなわち人と鶏の共存化とその後に起こった品種化の要因についてです。平成8(1996)年9月には,鶏の起源と家禽化についての論文 "Molecular Phylogeny of Junglefowls, genus Gallus and Monophyletic Origin of Domestic Fowls(野鶏ガルス属の分子系統および家鶏の単系起源)"を国立総合研究大学院大学に提出して,理学博士の学位を取得されました。これまで,国内における調査のほか,平成5(1993)年及び6(1994)年にインドネシアを,平成10(1998)年に妃殿下とともに中華人民共和国の雲南省を,平成13(2001)年にタイ,ラオスを,平成17(2005)年にタイを,平成19(2007)年には眞子内親王殿下とともにマダガスカルを,平成22(2010)年に眞子内親王殿下とともにラオスを,そして,平成24(2012)年にベトナムを訪問されました。

また,殿下は幾度となくタイへ魚類や家禽類の調査で訪問され,その成果をいくつかの学術論文として発表されました。それらのことから,タイにおける水産振興や家禽学への貢献に対し,平成7(1995)年9月に同国カセートサート大学から理学(水産生物学),ブーラパー大学から理学,平成11(1999)年7月にコーンケーン大学から理学(水産学),平成13(2001)年8月にシーナカリンウィロート大学とチュラーロンコーン大学から理学,平成15(2003)年8月にウボンラーチャタニー大学から理学(農学),平成19(2007)年3月にキングモンクット工科大学から理学(水産学),平成23(2011)年3月にカセートサート大学から理学(畜産学),チエンマイ大学から人文学(人間・環境管理学),平成24(2012)年11月にタマサート大学から理学(農業技術)の名誉博士号の贈呈をお受けになりました。

妃殿下は殿下とともに公的なご活動に携わられるほか,平成6(1994)年4月に財団法人結核予防会(現在は公益財団法人結核予防会)の総裁に就任され,結核予防全国大会の式典,結核予防関係婦人団体中央講習会,資金寄附者等感謝状贈呈式,結核国際研修の研修生との懇談会などにご臨席になっています。また,平成22(2010)年10月には,社会福祉法人「恩賜財団母子愛育会」の総裁に就任され,愛育班員全国大会などにご出席になり,子育て支援や高齢者の見守りなど,地域の人々をつなぐ愛育班員の活動を励まされています。さらに,日本赤十字社名誉副総裁として日本赤十字地方大会などの行事にご臨席になっています。

妃殿下は,公的なご活動の傍ら勉学を続けてこられました。聴覚障害者の大事なコミュニケーション手段である手話を学ばれ,「聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会」に毎年ご臨席になっています。 また,平成28年(2016)には,“聴覚障害教育の専門性のさらなる追求と共有”を主題とした「第50回全日本聾教育研究大会」にご臨席になり,あわせて中等部授業研究会及び高等部専攻科授業研究会をご視察になりました。平成7(1995)年3月には心理学の分野で修士号を取得されました。また,出産・育児の後に研究活動を再開する研究者を支援する「日本学術振興会特別研究員 - RPD(Restarted Post Doctoral fellowship)研究交流会」にもご臨席になり,女性研究者の支援を大切にお思いでいらっしゃいます。平成21(2009)年2月には,日本学術振興会名誉特別研究員に就任され,健康心理学の観点から結核にかかわる意識と行動についての研究を進められました。そして,お茶の水女子大学に論文「結核予防の意識と行動について―結核予防婦人会講習会参加者・女子大学生の調査より―」を提出され,平成25(2013)年3月に博士(人文科学)の学位を取得されました。

ま 内親王殿下は,平成23(2011)年10月ご成年をお迎えになりました。平成26(2014)年3月に国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科を卒業され,平成28(2016)年1月には,英国レスター大学大学院博物館学研究科をご修了になりました。また,平成28(2016)年4月に東京大学総合研究博物館の特任研究員に就任され,平成28年(2016)年9月には国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科博士後期課程に進学されました。

宮中行事や,公的なご活動に携わられることも多くなり,平成27(2015)年10月に(公財)日本テニス協会の名誉総裁に就任され,全日本テニス選手権の表彰式にご臨席の際には,天皇杯を授与されました。 また平成28(2016)年6月には,(公社)日本工芸会の総裁に就任され,日本伝統工芸展においては,総裁賞並びに高松宮記念賞を選定されるとともに授賞式にご臨席になりました。

平成27(2015)年12月には,外交関係樹立80周年の機会にエルサルバドル及びホンジュラスを,平成28(2016)年9月には日本人移住80周年の機会にパラグアイを,それぞれご訪問になりました。また,平成28(2016)年4月に東京大学総合研究博物館の特任研究員にお就きになりました。

佳子内親王殿下は,平成26(2014)年12月ご成年をお迎えになりました。それに伴い公的なご活動に携わられるようになり,宮中行事を始め,平成28(2016)年には, 全国高校生手話パフォーマンス甲子園や少年の主張全国大会などにご臨席になりました。

現在,国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科にご在学中です。

悠仁親王殿下は,お茶の水女子大学附属小学校にご在学になり,お健やかにご成長になっています。