『第76回正倉院展』が、令和6年10月26日(土)から11月11日(月)まで、奈良国立博物館において開催されます。
正倉院事務所からは、60件の宝物を出陳します。聖武天皇御遺愛の品であり、「国家珍宝帳」※ に記載のある「紫地鳳形錦御軾」が、令和5年度に完成した再現模造品とともに展示されます。
また、多種多様な木材を組み合わせて装飾された「沈香木画箱 第12号」、象牙を赤く染めて麒麟などの図柄を削り出した物差し「紅牙撥鏤尺 第1号」など、繊細な技術と美が凝縮された宝物が出陳されるほか、「黄楊木把鞘刀子」や「碧瑠璃小尺」、「魚形」など、奈良時代の貴族の腰回りを華やかに彩った佩飾具が揃って展示されます。
史料では、延暦6年(787)に正倉院の宝物を点検した際の記録「延暦六年曝涼使解」などが展示されます。
※光明皇后が聖武天皇の遺愛品を東大寺大仏に献納した際の目録。
![]() 「紫地鳳形錦御軾」 |
![]() 「魚形 第2号」 |
![]() 「沈香木画箱 第12号」 |
名 称 『第76回 正倉院展』 | ||
主 催 奈良国立博物館 | ||
会 場 奈良国立博物館 東新館・西新館 | ||
奈良市登大路町50(奈良公園内) | ||
電話 NTTハローダイヤル 050-5542-8600 | ||
会 期 令和6年10月26日(土)~11月11日(月) | ||
出陳宝物 新羅琴 金薄輪草形鳳形 以下60件(初公開宝物10件) |
詳細は奈良国立博物館ホームページまで(別ウインドウで外部サイトが開きます)