奈良国立博物館における『第72回正倉院展』開催のお知らせ

『第72回正倉院展』が，令和2年10月24日（土）から11月9日（月）まで，奈良国立博物館において開催されます。

正倉院事務所からは，57件の宝物を出陳します。楽器（伎楽面），遊戯具，調度，服飾品，文書（経巻）など宝物全体が概観できるような構成となっており，聖武天皇御遺愛品を含む北倉の宝物からは「御甲残欠（おんよろいざんけつ）」や，「五色龍歯（ごしきりゅうし）」「大黄（だいおう）」などの薬物，「花氈（かせん）第6号」などが出陳されます。中倉からは曲芸や手品，奏楽舞踊の様子を描いた「墨絵弾弓（すみえのだんきゅう）第1号」，紫檀や象牙を使用し，螺鈿などで装飾した「桑木木画碁局（くわのきもくがのききょく）第1号」や「正倉院古文書正集（しょうそういんこもんじょせいしゅう）第16巻　遠江国浜名郡輸租帳（とおとうみのくにはまなぐんゆそちよう）」などが，また南倉からは伎楽という仮面舞踏劇に用いられた仮面である「伎楽面 木彫（ぎがくめん もくちょう）第44号」や，背面に神仙世界を鋳表した「円鏡 山水鳥獣背（えんきょう さんすいちょうじゅうはい）第4号」などが展示されます。

詳細は奈良国立博物館ホームページまで（別ウインドウで開きます）