天皇皇后両陛下英国ご訪問

【令和6年6月26日(水) ご訪問5日目】

○フランシス・クリック研究所ご訪問

天皇陛下は、26日午前にフランシス・クリック研究所をご訪問になりました。陛下は、日本人研究者などから、それぞれの研究の概要について説明をお受けになりました。その後、顕微鏡をご覧になりながら、研究所長などから細胞周期研究についての説明をお受けになりました。

陛下は、世界中の研究者が、研究所内やインターネットを通じて連携していることに感銘を受けられるとともに、日本人研究者ともお話しできたことをうれしく思われました。

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日本人研究者から研究の概要についての説明をお受けになる天皇陛下 細胞周期研究についての説明をお受けになる天皇陛下

【フランシス・クリック研究所】
2016年に開所した欧州最大規模のバイオメディカル分野の研究所。日本を含む世界各国から研究者が集まり、癌研究から感染症等の疾患の解明、診断・治療・予防法の開発など、最先端の幅広い研究を行う。

○王立音楽大学ご訪問

天皇陛下は、26日午後に王立音楽大学をご訪問になりました。陛下は、パフォーマンス・ラボという施設で、日本人学生などによる演奏を通じて同ラボの機能等をご覧になりました。その後、同大学の日本人教授等3名による古楽器の演奏をご鑑賞になりました。

陛下は、1985年にご訪問になったことのある王立音楽大学を懐かしく思われるとともに、日本人を含む、若い才能のある人たちが一生懸命勉強していることについて、素晴らしいと感じられました。

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パフォーマンスラボの機能等をご覧になる天皇陛下王立音楽大学の学生とお話しになる天皇陛下

【王立音楽大学】
1883年にアルバート・エドワード皇太子(後のエドワード7世)が設立した音楽大学。現在、チャールズ3世国王陛下が総長・パトロンを務める。

○ロード・メイヤー及びシティ・オブ・ロンドン主催晩餐会

天皇陛下は、26日夜にギルドホールでのロード・メイヤー及びシティ・オブ・ロンドン主催晩餐会にご出席になりました。

陛下はロード・メイヤー夫妻のお出迎えをお受けになり、エディンバラ公エドワード王子殿下とご挨拶をされ、引き続きシティ関係者などのご紹介をお受けになった後、ご閲兵になりました。

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ご閲兵になる天皇陛下

その後、陛下は、アートギャラリーにご移動になり、レセプション参加者とご歓談になりました。

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レセプション参加者とご歓談になる天皇陛下 ロード・メイヤー夫妻、
エディンバラ公エドワード王子殿下などとの記念写真

晩餐会会場では、出席者の手拍子の中、ご入場になりました。晩餐会ではロード・メイヤーから歓迎の挨拶が述べられた後、天皇陛下がご答辞を述べられました。

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晩餐会会場 ロード・メイヤーからの歓迎の挨拶をお聞きになる天皇陛下

ロード・メイヤー及びシティ・オブ・ロンドン主催晩餐会における天皇陛下のご答辞

■英国ご訪問の記事

1日目(東京国際空港ご出発、スタンステッド空港ご到着)

2日目(ジャパン・ハウス ロンドンご視察、在留邦人代表ご接見、日本とゆかりのある英国人ご接見)

3日目(テムズバリアご視察、日英友好関係団体主催レセプションご臨席)

4日目(歓迎式典、国王陛下主催午餐会、無名戦士の墓ご供花、国王王妃両陛下主催晩餐会)

5日目(フランシス・クリック研究所ご訪問、王立音楽大学ご訪問、ロード・メイヤー及びシティ・オブ・ロンドン主催晩餐会)

6日目(国王王妃両陛下とお別れのご挨拶、V&A子ども博物館ご訪問、女王エリザベス二世陛下及びフィリップ殿下の墓ご供花、王立キュー植物園ご訪問)

7日目(オックスフォードご訪問、ブライズ・ノートン空軍基地ご出発)

8日目(東京国際空港ご到着)